2393.ワンランク上を目指す英語表現[128]---Fair enough.について
前回の「ワンランク上を目指す英語表現」で曖昧な表現を考えていて、英語でも日本語でも、やはり曖昧な表現をするというのは、相手とのコミュニケーションを円滑に進めるためのものだということを再認識しました。
"Fair enough."は、「十分公平。」と日本語訳のまま使うのではなく、文脈に沿って、「なるほどね。」や「分かるよ。」などと表現されることが多いです。これは、、一旦相手の言っていることを受け止めて、自分の意見も言う文脈で多く使われ、共感を示しつつも、距離感も感じさせる評価的なニュアンスもあります。
そこで今日は、"Fair enough."の使い方について考えます。
Fair enough. But I’ve got a different take on it.
なるほどね。でも僕の見解は違うよ。
"Fair enough."はイギリス英語でよく使われます。
日常会話では、"Fair enough, but ~."は、
「分るよ、でもね、~」
「なるほどね。でもね、~」
といった感じになります。
ロングマンでは、"Fair enough."を次のように説明しています。
fair enough
especially British English
used to say that you agree with someone’s suggestion or that something seems reasonable
誰かの提案に同意する、または何かが合理的に思えることを表す表現
アメリカ英語では、"That makes a sense."や、"I understand."、"I see."、"That's okay."などが使われることが多いです。
次に、"Fair enough.が返答になっている会話文を考えてみました。
A: I’m skipping the party tonight—I need a quiet evening.
今夜のパーティーは欠席するよ——静かな夜を過ごしたいんだ。
B: Fair enough. Everyone needs a break sometimes.
そうだよね。みんな時々休憩が必要だ。
(=OK.)
A: I prefer working alone—it helps me focus better.
私は一人で働く方が好きなんです。——集中力が上がるので。
B: Fair enough. Teamwork’s not for everyone.
そうですか。チームワークは誰にでも向いているわけではありませんからね。
(=I see.)
A: Sorry I missed the meeting—my son had an emergency.
会議を欠席してしまい、申し訳ありません。息子が緊急の用事がありまして。
B: Fair enough. Hope everything’s okay.
いいですよ。大丈夫だったですか。
(=That’s OK.)
👩🏫いずれも、やや控えめな合意・了解として使われています。納得はするけれど完全には同意していない/感情を挟まず冷静に受け止めている、といった感じです。
こういった会話では、“Fair enough.” がその場を収めたり、それ以上突っ込まずに話を続ける役割も果たしています。会話の温度や関係性で「静かな納得」から「穏やかな反論」まで、ニュアンスの幅があります。
明日は、「好きにすれば?」です。日本語の「よろしければ・・・。」というニュアンスはないです。

Englishラボのらぼでした。
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