らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1034. 彼が口利きしてくれるって。

Scenario:コロナで失業した友人が仕事を探している。留学していたので英語が堪能だし、コミュニケーション能力もある。夫に話すと自分の会社の上司に話してみると言ってくれた。早速友人に電話してこう伝えた。


「彼が口利きしてくれるって。」



"He will put in a good word for you."



【ポイント】覚えておきたい"word"を使った言い回し7選。



"word"のコアの意味は「単語」ですが、使い方によって様々な日本語表現ができる便利な単語です。


ロングマンの例から日常生活やビジネスシーンでよく使える英語表現を7つ選びました。


① put in a (good) word for ~(人)


今日のフレーズのように、「口利きをする」という表現もありますし、「~を推薦する」という表現も考えられます。


"put a good word about you to ~"にすると、「あなたのことを~に推薦しておきます」となります。



I got the job because Paul put in a good word for me.
ポールが推薦してくれたからその仕事をもらったよ。



② somebody's words         


"somebody's"というのは、その部分に「人の所有格」がくることを示す書き方です。人称によって"my"や"your"、"his"、"her"などに変わるので注意しましょう。


「~が言ったこと」と簡単に伝えることができます。複数形で使います。



Those are his words, not mine.
それ、私じゃなく彼が言ってることだからね。



③ have a word


「ちょっとひとこと」ということです。
ビジネスシーンで、相手に向かってちょっと不機嫌な感じで、"Joe, a word."というと、「ジョー、ちょっといいかな。」といった感じになり、相手はドキッとするわけです。。。(^_^)
次のように言うと、丁寧になります。

Could I have a word?
ちょっとよろしいですか?



④ put your feelings/thoughts etc into words


この"words"は「単語」より「言葉」です。


「感情や考えを言葉にする」ということで、日本語では「口で説明する」というような表現になることがあります。



He found it difficult to put ideas into words.
彼は自分の考えを言葉にするのは難しいなと思った。



⑤ spread/pass the word 


「情報を広める」という意味。"the word"という言い方になります。
「~についての情報」と言う時はあとに"about~"を付けます。



Health officials asked people to spread the word about the benefits of exercise.
健康担当者は人々に運動の大切さについて伝えるよう頼んだ。



⑥ word of mouth


「口コミ」です。"word"は無冠詞になります。


Word of mouth is one of the best ways of getting business.
ビジネスをする上で口コミは最善の方法のひとつだ。



⑦ have/give my word


「約束する」という意味で、ビジネスシーンでよく使われます。


主語が"I"だと、


I / I'll give you my word.
約束するよ。


主語を"You"にしても、


You have my word.
約束するよ。


と言えます。日本語ではどちらも同じ表現でOKですね。(^_^)



明日は、「インターネットのこと何も知らないんですよ。」です。"know"を使わないで表現します。
読んでね。


Englishラボのらぼでした。