らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

941. 数えてない。

Scenario: 東京オリンピックでは、連日のように日本人選手のメダル獲得を報じている。また今日金メダル獲得の速報が出た。アメリカは何個取ってるのか聞くと、あっさりこう言われた。


「別に数えてないから分かんない。」



"I don't count."



【ポイント】英語表現での"count"の使い方。


「カウントする」、「カウントされない」という日本語表現をよく使いますが、それを英語で表現するとき、"count"を正しく使えるでしょうか・・・?意外と落とし穴があるのです。
ロングマンを参照して、整理していきます。


① 数の合計をだすとき。


I was amazed at the number of plants – I counted 147.
植物の数にびっくりしちゃった。数えたら147あったのよ。



② 数を口に出して言いながら数えるとき。(上向き/下向き)


Sarah can count up to five now.
サラは今、5つまでかぞえられるのよ。


I'm counting down the days until I see you again.
あなたにまた会えるまでの日々を数えています。


「カウントダウン」は名詞で、We started the countdown to the Olympic Games. (オリンピックへのカウントダウンを始めた。)のように使えます。


count by twos/fives  
2つずつ(5つずつ)数える


It’s quicker to count by twos.
2,4,6,8って数えたら速いよ。



③ 「数に入れられる」、「カウントされる」という表現


A linesman had his flag up so the kick did not count.
ラインマンが旗を上げたから、そのキックはカウントされなかった



⓸ 「数に入れる」という表現


I count Jules and Edy among my closest friends.
私は親友の中にジュールスとエディを入れるわ。



I don’t count him as a friend anymore.
もう彼を友達とは思わない。



⑤ 「大切だ」という表現  (自動詞)


First impressions really counts.
第一印象がホントに大切よ。


この使い方では、「大切な者」が主語になります。
今日のフレーズの、"I don't count."は文法的には「私は大切ではない。」ともなりますが、そういう意味になる状況はまれでしょう。




これは、
「(過ぎた)日々を数えるな。(これからの)日々をたいせつなものにしろ。」
と読めます。


こちらでも、"count"がでてきましたね。。。思い出してね。
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明日は、「チクッとしますよ~。」です。看護婦さんって必ず注射する前にこう言いません?



Englishラボのらぼでした。