らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1938. じゃ、私から。

Scenario: 新しいゲームを買ったので、ウチでやろうということになり、やり方の説明を読んだ。いくつか分からないことがあったのだが、とにかく一度やってみて、分からないところはその都度考えていくということになった。


「じゃ、私からね。」




"I'll start."



【ポイント】動詞の"start"の使い方。


"start"は「スタートする」というように日本語でもよく使われる単語です。


簡単で日常的によく使う表現ですが、意外に英語で表現するとき間違えることがあります。


間違えるポイントを中心にして、"start"の正しい使い方をまとめます。



①「私から始めるわ。」


I'll start.


今日のフレーズで取り上げた言い方です。日本語では、「私から」が入っているので、"from me"を付けそうですが、要りません。主語が、"I"(私)なので、


「私からやります。」


ということになります。



⓶ 「あなたから始めましょう。」


Let's start with you.
We'll start with you.
You will start.


複数の人たちで順番に何かをする(またはしてもらう)ときの言い方です。


"You will start."とキツイ感じでいうと、「あなたからやるのよ!」といった命令的な言い方になります。手続き上の順番を伝える感じで言うと、「あなたから始めることになります。」、「あなたから始めましょう。」という表現になります。


"start with ~"は人以外のものを持ってくることもできます。


We have decided to start with the basics.
まず基本的なことから始めることにした。



⓷ 「学校は4月から始まります。」


School starts in April.


日本語では、「四月から始まる」といいますが、「4月に始まる」と言うこともあります。


「から」に"from"を使う場合は、「from A to B」のように、起点と到達点がある場合です。


The first term is from April to July.



④ 「来週から来てください。」


バイトの採用が決まったときに、言われるフレーズです。


You will start to work next week.


"next week"は副詞で、「来週から」という意味になります。


"start to do"は、「~し始める」
"start doing"は「~することを始める」


I started to work at 9 o'clock.
9時から働き始めました。


I started working at the age of 22.
22歳から働き始めました。


ですが、前者は、行為が始まった時点に話の中心を言っていて、後者は現在続いている行為がいつから始まったのかに話の中心を置いています。



⑤ 「新しく会社を立ち上げる」


start (up) a business/company/firm etc


"start"だけでもいいですし、"up"を付けてもいいです。 


She wanted to start (up) her own catering business.
彼女は自分のケータリングビジネスを始めたいと考えていました。


😀この意味の場合は、"start"の代わりに"begin"は使いません。



⑥ 「大学に行き始めた」


"go to ~"なしで、"start"だけでいいです。


I started college last week.
先週から大学に行き(通い)始めた



⑦ 「職業として働き始める」


She started as a dancer in the 1950s.
彼女は50年代からダンサーとして働き始めた



"start"を使って会話文を作ってみましょう。
できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「スマホがはいらないわ。」です。(バッグがなぜかいつもパンパンになってしまうのです。。。)
読んでね。

Englishラボのらぼでした。