らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

118. 何かまずいことでも?

Scenario:
高校で英語を教えている。最近はいわゆる帰国子女や、父親、あるいは母親が英語のネィティブの生徒が増えた。中には教育に熱心なあまり、特に試験につぃてはすべて問題をチェックしている親もいるようだ。今日、突然学年主任から呼び出された。彼の親から電話が入ったというのだ。今回のテストで彼がトップではなかったからだろうかと思いつつ・・・。


「何かマズいことでも・・・?」



"Am I in trouble?" 


【ポイント1】"trouble"は数えられない。


「トラブル」と日本語で考えると、数えられるような感じがしますが、"uncountable noun"(不可算名詞)だととらえておいたほうがいいです。


ロングマンでも、まず
"trouble" =problems or difficulties  
という定義がでてきます。つまり、"problem"や"difficulty"は数えられるけど、”trouble"”は数えられないということです。問題のある状態のことを言っているからです。



【ポイント2】"trouble"の意味は「トラブル」だけではない。


「問題」という意味での他に次のような意味があります。(例文はロングマンからとりました。)


● 「問題点」という意味で
  The trouble with you is that you don't listen.     
   君の悪いところは話を聞こうとしないところだよ。


● ケンカや暴力的な行為を指す
  If you start any trouble, you'll regret it.  
       ケンカになったら、後悔するわよ。  


● 「努力や時間をかけて頑張る」という意味で
  The teacher took the trouble to learn all our names on the first day.
  その先生は初日に生徒の名前を全部覚えようと頑張った。


● 「迷惑になる」という意味で
  I hope the delay hasn’t caused you any trouble.
  遅れてご迷惑をかけていなければいいのですが。 


● 「わざわざ」という意味で
My bank manager took the trouble to write a very detailed letter answering my inquiry.
  銀行の支店長は、私の質問に対してわざわざ詳しく手紙を書いてくださった。

Englishラボのらぼでした。