らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

957. 腰に付けてると外れやすいよ。

Scenario: 会議に参加した際、クリップと安全ピンがついた名札を渡された。どちらでも使えるということなのだが、ブラウスに穴をあけたくないのでクリップを使うことにした。しかし、胸にポケットがないので、腰に着いているポケットにクリップで付けた。すると友人にこう言われた。


「腰に付けると外れやすいよ。」




"Clipped to your waist, too easy to come off."



【ポイント】会話の中での分詞構文の使い方。


今日の内容は、昨日のブログの復讐&続編のような内容になります。
今日のブログは"Clipped"で始まっていますが、これは受動態で使われる「過去分詞」です。(昨日は現在分詞でした。)


今日のフレーズは、文だけ見ると全く文法通りになっていないようですが、省略が多いためです。その成り立ちを説明していきますね。


文法通りに書いた完璧な文はこれです。

  
If a name tag is clipped to your waist, your name tag is too easy to come off. 
「あなたの名札をあなたの腰につけると、あなたの名札はとても外れやすいです。」


① 接続詞を省略する。
 会話では、日本語でも「もし~ならば」とか「~時に」と言いませんね。。。話の流れで分かるからです。(^_^)



② 接続詞の後の主語を省略する。
主節の主語(your name tag)と同じなので、接続詞の後の主語を省略しても、主節の主語があるので大丈夫です。
-------------is clipped to your waist, your name tag is too easy to come off.


となります。このまま"Is"から文を始めるわけにいかないですよね。


次にすることは・・・



③ 文頭の動詞を"~ing"の形にする。
ここでは"be動詞"なので、"Being"になりますが、"Being"は省略されます。


で、次のような文になります。


Clipped to your waist, your name tag is too easy to come off.


今日の場面では、名札のことを言っていることがあきらかなので、"your name tag is"まで省略してしまいました。。。(普通は、ここまでの省略はしません。。。)


Clipped to your waist,  too easy to come off.


となりました!


明日は、「わたしとあなたじゃレベルが違うのよ。」です。
読んでね。


Englishラボのらぼでした。