らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

956. 大きくなったら兄のようになりたいと思ってました。

Scenario: 私の兄はかつてオリンピックに出場した選手だった。そんな兄にあこがれ、自分もオリンピックを目指すようになった。今回。オリンピック出場権がかかった試合でいい結果を出すことができ、インタビューを受けてこう言った。



「大きくなったら兄のようになりたいと思ってました。」


               (Jonas Brothers----TOWER RECORDS ONLINEより)

"I grew up wanting to be just like him."



【ポイント】実はとても便利な分詞構文。


学校で「分詞構文」を習ったと思います。難しい文法用語ですが、実は会話の中で結構使われています。


今日はそんな「分詞構文を使った便利な会話表現」を取り上げました。


この用法を使えば、実際には2つの文になるものを一つにまとめて言うことができます。


「分詞」というのは、


現在分詞→~ing
過去分詞→~ed


の2種類がありますが、今日のフレーズは、「現在分詞」を使った形です。


今日のフレーズは、次の2つの内容からできています。


I grew up. +  I wanted to be like him.  


普通、2つの文をひとつにまとめるためには、「接続詞」が必要です。


I grew up, and I wanted to be like him.


のように。


これを次のたった2つのことをするだけで、今日のフレーズまで持っていくことができます。


① 接続詞と、その後の主語をとる。


I grew up, wanted to be like him.



② 省いた主語に続く動詞に"ing"を付けて、カンマをとる。


I grew up wanting to be like him.


はい、出来上がり!


日本語にする時は、省略したほうを「~して」という日本語にすれば、多くの場合自然な日本語になります。


「私彼のようになりたいと思って、大きくなった。」


この手法は、会話だけでなくライティングでも使えます。文が長くなる場合は、"~ing"の前にカンマを付けるといいです。



今日のフレーズの画像は、弟と兄ということで、現在大ブレーク中のジョナス・ブラザーズにしました。兄弟で活動しているグループです。弟たちは、「お兄さんの様になりたいと思って大きくなった」かな?


You Tube からの動画もどうぞ。


Jonas Brothers - Jonas Brothers - Live on The 2021 Billboard Music Awards

Jonas Brothers: Sucker



明日は、「腰に付けてると外れやすいよ。」です。これも分詞構文を使ってみます。
読んでね。


Englishラボのらぼでした。