らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1059. 体調不良のため、ただいま欠席しております。

Scenario: ある議員のスキャンダルが発覚し、議会から辞職勧告を受けているが、その議員は辞職しないことを表明している。メディアは会見を要請しているのだが、こういう知らせを受けた。



「本人、体調不良のためただいまお休みしております。」



"He is indisposed at the moment. "



【ポイント】「体調不良」と「乗り気じゃない」が同じ単語。


学校を休む理由で多いのが「体調不良」です。病欠扱いになるのですが、中には「体調不良」は病気じゃないという意見もあります。


今日のフレーズの"indisposed"という単語が、まさにそれを表しています。
定義が2つあるのです。


① 病気のため何かをすることができない
② 何かをする気がしない


いずれもフォーマルな表現です。


②の場合は、 "be indisposed to do something"と具体的に何をする気がしないのかまで言うのが普通です。


表現例をあげておきますね。(ロングマンを参照しています。)


Because Skarowsky was indisposed, Karajan stepped in to conduct the Salzburg Festival.
スカロウスキーが体調を崩したので、カラヤンが彼に代わってザルツブルグフェスティバルの指揮をすることになった。


He is indisposed to favour the project.
彼はそのプロジェクトに賛成する気持ちになれない


"be indisposed to ~"はフォーマルな言い方なので、日常的な内容なら、"be not willing to~"を使うといいです。


I wasn’t willing to accept every item on the list.
そのリストにあるすべての品を受け取る気にはなれなかった。



明日は、「パトカー見て、減速した。」です。
読んでね。


Englishラボのらぼでした。