らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1167. 謝るなよ。

Scenario: 生徒会長に立候補したのだが、落選してしまった。応援してくれた友達は、選挙活動中、とても忙しく頑張ってくれたのに、申し訳ない気持ちでいっぱいだ。みんなに感謝を伝えた後、"I'm sorry."と言ったら、友人の一人がこう言った。


「謝るなよ。」



"Don't be."



【ポイント】相手の言葉にすぐに反応できるひとこと。

今日の表現は、日本語で丸覚えして使える表現ではありません。そして間髪を入れずに言わなければならないので、短いフレーズなのに自然に使えるようにするのはなかなか難しいです。


"Don't"で始まっているので、「~してはいけない」という否定の命令文です。次には動詞の原形がきます。
その動詞が"be"なので、その後の「形容詞」が省略されている形です。その形容詞の部分を相手が言ったので、省略しているわけです。


"I'm sorry...."   → "Don't be sorry." → "Don't be."



今日のシチュエーションでは、「謝るなよ。」



にしましたが、相手の言った内容によって、変わってきます。


"I'm worried...." → "Don'be."なら?  「心配するなよ。」「大丈夫だって。」


"I'm ashamed...."(お恥ずかしい。) → "Don't be."なら?  「そんなことないよ。」


どんな形容詞でもいいわけではありません。また、相手が"I'm....."と言った時以外には使えません。また、相手が喜んでいるような、"I'm happy."という表現に対して、"Don't be."というのは、かなり特殊なシチュエーションとなります。


時制は現在形です。過去のことはすんでしまったことですから、そのことに対して"Don't be."は使えません。


このようなことを踏まえた上で使うと、「いいよ、いいよ。」になったり、「大丈夫だよ。」になったり、「そんなことないよ。」になったり、様々な日本語表現が考えられるでしょう。


"Don't be."が使えるシチュエーションを考えて、実際の会話文を作ってみましょう。
できたらコメント欄で送ってね。


明日は「ケチつけてばかりだな。」です。
読んでね。


Englishラボのらぼでした。