らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1174. ヤラセだ!

Scenario: 超能力者が未解決事件を解決するという特番をやっていた。超能力者と言われている人を海外から招き、その人は次々を現場の様子を再現し、犯人像を述べていた。警察が動き出したというところで番組は終了。そのとき夫がひとことこう言った。


「ヤラセだよ。」



"It's staged."



【ポイント】「ステージされてる」とは?


今日の表現の「ヤラセ」は、日本語の「やらせる」からきた俗語だと思いますが、英語表現では、"be staged"が近いと思います。


ケンブリッジの"stage"には、次のような定義があります。
to arrange the performance of a play or other entertainment
劇や他の娯楽作品の演技をアレンジすること


"It's staged."と言うと、「それ、アレンジされてるよ。」⇒「演出だよ。」⇒「ヤラセだよ。」という表現で使えると思います。


ロングマンの例
The candidates’ public appearances were carefully staged (=not natural).
その候補者たちの公式行事への出席は入念に演出されたものだった。(自然なものではなかった。)


主語は、「人」ではなく、「できごと」や、「番組」、「作品」になります。


やらせられた「人」を主語にした場合、日本語表現では、「ハメられた」という表現があります。


それは、"I was set up."になります。これは次のようにロングマンに記載されています。

informal 

to trick someone in order to achieve what you want, especially to make it appear that they have done something wrong or illegal
自分が望むことをやり遂げるために人をだますこと。特に悪いことや違法なことをしたように見える場合にみられる表現

Tim  claimed that the police had set him up.
ティムは警察が彼をハメたのだと主張した。



"be staged"、あるいは"be set up"を使って、短文や会話文を作ってみましょう。
できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「こもってちゃだめよ。」です。
読んでね。


Englishラボのらぼでした。