らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1822. お開きにするところだよ。

Scenario: 自宅で友人と新年会をやっていたのだが、大盛り上がりでつい時間を忘れてしまった。時計を見ると11時を回っている。妻が二階から降りて来たので、あわてて片付けるふりをしてこう言った。


「お開きにするところだから。」




"You just caught us wrapping up."



【ポイント1】"catch +人+~ing"を使おう。



今日のフレーズに使われている、"catch" (今日のフレーズの中では過去形)は、次のような意味で使っているものです。(ロングマンより)


to see someone doing something that they did not want you to know they were doing
人が他人に知られたくないことをしているのを見ること


今日の状況では、時間を忘れて盛り上がっている最中に、妻が不機嫌そうに二階から降りて来たので、時間が遅くなっていることに気付き、「マズイ!」と思った瞬間のひとことです。自分が「見られてしまった」ことを敢えて言おうとしているので、受動態で使っています。
"catch"の「つかまえる」ニュアンスが日本語表現では、状況によって「見る」になるのです。


使い方 (ロングマンを参照しています。)


I caught him reading my private mail.
私、彼が私の秘密のメールを読んでるところを見てしまったのよ。


She caught the stranger looking at her intently.
彼女は見知らぬ男が自分をじっと見ているのに気づきました




「見られた」と言うと、一般的に受動態になりますが、


"I was seen ~ing"


よりも、


"I was caught ~ing"


と表現することの方が多いと思います。


受動態の"be seen ~ing"だと、"be caught ~ing"の「あっ、マズイっ」といった瞬間のニュアンスが出ません。また、"be seen"だと、見られたことが必ずしも「マズイ」ことではない場合もあります。




【ポイント2】「ラップ」の意味


"wrap"は、「~を包む」という意味の動詞であり、名詞の「ラップ」にも使われます。


今日のフレーズに使われている、"wrap"は、インフォーマルな使い方で、
"wrap up"の形で使われます。


ロングマンの定義は次のようなものです。


to finish a job, meeting etc
ひとつの仕事や、会議などを終えること


使い方


We’re hoping to wrap up the negotiations this week.
今週中にその交渉、まとめちゃおうと思ってます。



"catch +人+~ing"、または、"be caught ~ing"を使って、会話文を作ってみましょう。
できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「ボーナスは歩合制だよ。」です。
読んでね。

Englishラボのらぼでした。