らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

209. どうやって収拾つけたらいいか分からない。

Scenario : 明日の会議を前にして、自分の課の中で色々な意見が出て、課としてどう意見をまとめればいいのか苦慮している。


「どうやってこまとめたらいいだろう?」


I don't know how I pull it all together.


【ポイント】"pull together"は、状況次第で全く違う意味になる。


"pull together"は句動詞です。全く違う日本語表現になります。ロングマンの例文の引用で見てみましょう。


1.「協力する」「力を合わせる」という意味になる場合。
If we all pull together, we’ll finish on time.
我々全員が、力を合わせたら、時間通りに済むよ。


2. 「慌てないで落ち着く」「気をしっかり持つ」という意味になる場合。
pull oneself togetherで使う。
Pull yourself together. It's ridiculous to get upset about such a silly little thing.
落ち着けよ。そんなばかげたちっちゃなことで腹を立てるなんてバカバカしいよ。


3. 「収拾を付ける」「まとめあげる」という意味になる場合。
We need an experienced manager to pull the department together.
課をうまくまとめてくれる経験豊富な課長が必要だ。


この3つの表現は意味するもの全く別のようですが、"pull together"の由来が、「ボートこぎで、全員がオールを合わせてこぐことで、スピードが出ていい結果につながる」ということを考えると、「気持ちや力をひとつにする」という共通点が見えてきました。


Englishラボのらぼでした。