らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

219. 心配するだけ無駄。それを通り越したら良くなってくるのよ。

Scenario : ジムで整体ヨガというものを始めた。体のゆがみは健康や美容に影響すると聞いたからだ。結構キツくて、その日の夜は言いようのない体のだるさと気分の悪さを感じ、じっと座っているのが辛いほどだった。整体ヨガをしたのに。。。翌日、そのことを友人に言うとこういわれた。


「心配するだけ無駄。多分それを通り越したら良くなってくるから。」



"I bet you're worring over nothing. This is probably just a phase. "


【ポイント1】"over nothing"を使って、色々な表現ができる。


ここでの"over" は、前置詞です。前置詞の"over"は、名詞について多くのことを表現しますが、その中の一つに、次のようなものがあります。ロングマンの説明から引用です。


"concerning about a particular subject, person, or thing"
特定の話題、人、もののことに関係している(という意味)


(例)
He’s having problems over his income tax.
彼は所得税に問題をかかえている。
a row over public expenditure
公共支出をめぐる騒動
There is concern over the bad image of the legal profession.
法曹界の悪いイメージに対する懸念がある。


"worry over nothing"に対して、"worry for nothing"も「無駄に心配する」もあります。どちらも、日本語表現では、「無駄に心配する」でいいと思いますが、"worry over nothing"は、「何でもないのに心配する」、"worry for nothing"は「心配したのに結局何にもならなかった」といった感じです。


色々な動詞(形容詞)との組み合わせを上げてみます。日本語表現では、"nothing"を「何でもないこと」以外に「つまらないこと」とか「どうでもいいこと」とかに置き換えできたりするんですね。


get angry over nothing
つまらないことで腹を立てる


be scared over nothing
何でもないことなのにこわがる


obsess over nothing
どうでもいいことにこだわる


be depressed over nothing
つまらないことにくよくよする


excited over nothing
つまらないことで大騒ぎする



【ポイント2】覚えた日本語訳が合わないときは、英語の定義の訳を使うといい場合がある。


"phase"のロングマンの定義は次のようになっています。


"one of the stages of a process of development or change"
発達、あるいは変化のプロセスの過程のひとつ


今日のような場合は、「これは、良くなる上での変化の過程のひとつですから。」でもいいですね。


Englishラボのらぼでした。