らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

324. 5年年とったみたい。

Scenario: 母を亡くして半年、父は一人暮らしとなり、最近口数も少なくなった。心配させまいと、私には大丈夫って言っているけど、やっぱり・・・。


5年年取ったみたい。



He looks like he's aged five years.



【ポイント】"like"が接続詞のように使われる場合がある。

"like"は、「~のような」という意味のときは、前置詞であることが普通です。前置詞の後は名詞です。(例はすべてロングマンから取りました。)


 He eats like a pig!          彼は豚みたいな食べ方をする。
The garden looked like a jungle.  その庭はジャングルみたいだった。
Things like glass, paper, and plastic can all be recycled.
ガラス、紙、プラスチックの様なものはすべてリサイクルできます。  


ただし、上の最後の例に関して、ロングマンに次のような注があります。


In written English, people usually use for example, for instance, or such as rather than like:
packaging materials, for instance paper, glass, and plastic

書き英語では、"like"よりも"for example"や"for instance"、"such as"を使うのが普通である。


"like"を接続詞として使うことに対しては、様々な意見があるようですが、ロングマンでは、次のように説明しています。


informal as if. Some people think that this use is not correct English
He looked at me like I was mad.
It looks like it’s going to rain.
This meat smells like it’s gone bad.


正式な使い方ではないが、"as if"(まるで~のように)という意味で(接続的に)用いられる。しかし、この用法は正しい英語ではないとする人もいる。


学校英語では、likeには、接続詞的な用法もあるけれど、「~のように」と書きたいときには、likeよりも、"as"を使いなさい、と教えています。減点されないかもしれないけど、「~みたいに」より「~のように」と日本語で書いてある感覚で、少し全体の文章の「格」が下がる印象を与えます。反対に会話では、「~のように」より「~みたいに」のほうが自然に聞こえますね。


"feel like ~"(~したい気分だ)の後は、動名詞(~ing)がきます。
I feel like having chicken.   チキンが食べたい気分。のように。それは、動名詞にすることで、動詞が名詞扱いになっているからです。


もうひとつ、ロングマンにあるのが、「副詞」としての"like"です。
ただし、これは、口語としての用法であるとしています。


used in speech to fill a pause while you are thinking what to say next
話し言葉のなかで、次に言うことを考えながら、少し間を置いて言うときに使われる


The water was, like, really cold.  その水さあ・・・すっごく冷たかったよ。
I was just, like, standing there.   俺、ただ・・・そこに立ってただけ。


"Like I said,..." は会話でよく聞きますが、「先ほど申しましたように」ではなく、「さっき言ったけどさ」といった響きになるので、丁寧に言いたいときは、"As I said,......"にしましょうね。。。


Englishラボのらぼでした。