らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

337. スマホがポケットに入らないよ。

Scenario : 先月、ケイタイからスマホに替えた。今までできなかったことが、色々できるので便利だと思うのだが、ひとつ不便なのが・・・。


「スマホがポケットに入らない。」





"The smart phone cannot fit in the pocket."



【ポイント1】「入らない」に"fit"を使う。

「入る」と「入れる」は、前者が自動詞、後者は他動詞になります。自動詞は、主語と動詞だけで済むもの。
"I walk." 「私、歩きます。」
普通これに、「毎日、駅まで」といったような修飾語がつきます。
他動詞は、動詞の後に名詞(にあたるもの)をおかなければなりません。いわゆる目的語と言われるものです。
"I play tennis." 「私、テニスします。」


大抵の動詞には、他動詞、自動詞両方の使い方ができますが、今日の「入る」は、自動詞になります。「入れる」になると、他動詞にります。自動詞の後には、場所や時などを表す修飾語がよく付きます。前置詞は場所や時をつくることができるものです。ここでは、"in the pocket"で場所を表しています。


"put"は、他動詞になるので、"fit"を”put"に替えることはできません。


【ポイント2】冠詞は、間違えると伝わることが全く違ってしまう。


英語は冠詞が面倒だと思っていませんか?
日本語は冠詞がないから、楽?


今日のフレーズを基にして、日本語をもう一度確認しましょう。

①「スマホってポケットに入らない。」
②「今度のスマホは、そのポケットには入らない。」
③「そのスマホにしたら、ポケットに入れるのは無理。」


① A smart phone cannot fit a pocket.
  伝わる内容は・・・
        スマートフォンってどれも大きいので、どのポケットにも入らないな。



② The smart phone cannot fit the pocket.
  伝わる内容は・・・
  今度買い換えたスマホは、そのポケットなら入れるのは無理。



③ The smart phone cannot fit a pocket.
  伝わる内容は・・・
    今度のスマホは、どのポケットに入らないくらい大きいな。



冠詞には他にも様々な用法がありますが、ここでは、あくまで日常会話でよく出てくるパターンのみで書いてみました。


Englishラボのらぼでした。