らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

953. 時間押してます。

Scenarioオリンピックの開会式で、挨拶が長くて芝生に寝転んでしまった選手がいたという報道があった。挨拶している人が日本人なら、こっそりこう言われたかもしれない。


「時間、押してますんで。」



 "We're running late."



【ポイント】「業界用語」は英語ではどう表現しているのか?


日本には、一定の業界の人しか分からない用語、特に芸能界で使われている用語というものがあります。それは慣習として特定の人の間で使われているのですが、テレビなどで一般の人が耳にして、それが日常会話でも普通に使われるようになったものがあります。今日の「時間が押している」もそのひとつでしょう。


そういう日本語表現を英語にする場合は、まず使われている文脈から意味を理解して、それを英語にします。


「すべる」は、
「結局英語では、"That's not interesting."、 "No body is/gets interested."、"You couldn't make them laugh." と言うと大体の雰囲気は伝えられます。(完璧に理解してもらうには、さらに細かく状況を説明しなければなりません。)


「引いた」は、
話の内容にもよりますが、怖気づいて後ろに下がる感じでは、"He backed off."。興味を失った感じは、"That turned me off."


「ガチで」は、
「本気で」という感じなら、"earnestly"や、"enthusiastically"、"seriously",などの副詞を付けるといいでしょう。"literally"(文字通りに)をこの意味で使う場合もありますが、スラング的な使い方です。


業界用語ではありませんが、日本語でも「新語大賞」のようなものがあるように、その年によく使われた言い方や単語を特別に取り上げる習慣はは英語にもあります。"buzzword"と言います。


マクミランが2020年の"buzzword"を載せていますので、転載します。


zoom  
ghost kitchen  
smize
BAME
reacji
green swan
infodemic
quarantini
loot box
cobot
-fluencer
seaganism



明日は、「じゃなきゃ怒るからね。」です。"better"を使っています。



Englishラボのらぼでした。