らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

962. 他に打つ手がない。

Scenario: 新型コロナ対策で、再び緊急事態が続いている。再び自粛が求められる毎日かと思うとうんざりだ。政府関係者の中にはこう言っている人もいるようだ。


「他に打つ手がないだろ?」



"What have we got left?"



【ポイント】"leave"の「離れる」、「残す」イメージが様々な日本語表現になる。


原形の"leave"には、「離れる」、「残す」イメージがあります。
過去形と過去分詞形は、"left"です。


今日のフレーズで、


"What have we got?"


だけだと、「進展あった?」とか、「どうだった?(何か収穫あった?)」


となりますが、最後に"leave"の過去分詞の「残されている」ニュアンスを付けると、


"What have we got left?" ⇒ 「何が残されているの?」になり、今日のシチュエーションだと、「何も打つ手がないだろ?」といった感じになるのです。



"leave/left"が「離れる」、「残す」イメージで、よく使われている例をいくつか挙げます。様々な日本語になることを確かめましょう。(ロングマンを参照しています。)


I left the room.
   その部屋を出た


I left work early to meet her.
彼女に会うために早退した


Tom left the band
トムはバンドを辞めた


Are you leaving the kids with Grandma?
子供はおばあちゃんに預けるの?


I left the key inside.
カギを中に忘れた


I left the door open.
ドアを開けたままにした


She left a message on his answerphone.
彼女は彼に伝言メッセージを電話に残した


Leave the dishes.
お皿はそのままにして置いて


He left his family behind in Osaka.
彼は大阪から単身赴任してきた。


Leave it to/with me.
後は私がやるから置いておいて。


He left me.
彼にふられた。(私の元を去って行った。)



明日は、「つまらないものですが。。。」です。英語にできますよ。
読んでね。


Englishラボのらぼでした。