らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1042. 荷物は二階に持ってって。

Scenario: やっとコロナが落ち着いて空港はほぼ通常に戻った。留学していた娘が無事に帰って来たのでほっとしている。結構たくさん荷物があって、玄関に溢れていたのでこう言った。


「荷物は二階に持ってって。」



"Take your baggage upstairs."


【ポイント1】"upstairs"は副詞で使うことが多い。

"upstairs"は、「上の階へ」、「上の階に」というように、副詞で使われることが多いです。


名詞もありますが、そのときは、


She doesn’t use the upstairs.  (名詞)
彼女は二階は使わない。


のように"the"がつきます。


日本語表現では、「二階に行く」というときは、


× go to upstairs
○ go upstairs


になります。


また「二階{上)へ/に」という表現は、一戸建ての家で使われますが、高層マンションなどになると、「二階」という表現にならず、「上(の階)へ/に/で」という表現になります。


She’s upstairs in bed feeling ill.
彼女は具合が悪くて二階で(上で)寝てるわ。


There was a  strange noise upstairs.
上で変な音がした。



【ポイント2】"luggage"と"baggage"の違いはあるか?

ロングマンでは、
"luggage"はイギリス英語で、"baggage"はアメリカ英語という表記がありますが、特にはっきり使い分けられているわけではありません。


JFKでは、チェックインの際に預けた荷物を受け取る場所は、
"Baggage Claim"となっています。



それよりも、"baggage"も"luggage"も不可算名詞(量でとらえる)で、何個あっても複数形の"s"はつかず、両方とも特に旅行の際の荷物のことを指すことが多いことには注意が必要です。


"baggage"や"luggage"のかわりに、"bag"を使うことができます。スーツケースでも、"bag"と言えます。この場合複数形は"bags"となります。


スーパーなどで使われるいわゆる「レジ袋」は、"a plastic bag"です。



明日は、「そのままの恰好でいいんじゃない?」です。
読んでね。


Englishラボのらぼでした。