らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1057. お前は用なしなんだよ。

Scenario: 高齢化社会になって、高齢者に対するサービスが増えてきた。うちの近所にも新しくデイケアセンターができ、ワクチン接種も優先的に受けることができた。有難いと思う反面、若者から「老害」という言葉が出てきてとても心を痛めている。確かに老いたものは若者にとっての明るい未来の邪魔になっているのかもしれないが、こう言われているようで辛くなる。


「お前は用なしなんだよ。」



"You are expendable."



【ポイント】"disposable"と"expendable"の違い。



"expendable"を"expend"+"able"に分けると、


「消耗する」「費やす」+「できる」


となります。「使い捨て」と訳すこともできます。


"disposable"は「使い捨ての箸(disposable chopsticks)」などに使われる形容詞です。


"dispose"+"able"に分けると、


「処分する」+「できる」


となります。


日本語表現では、どちらも「使い捨て」と表現できる単語ですが、異なるニュアンスを含んでいます。


それぞれロングマンの定義によると次のようになります。



"expendable"
not needed enough to be kept or saved
持ち続けたり、とっておいたりするほど必要とされないこと


"disposable"
 intended to be used once or for a short time and then thrown away
一回、あるいは短い間使って、その後捨てることができるようになっている



つまり、"disposable"は、まず「使う」ということを意図しているもののことを言う場合に使い、"expendable"は、「必要がないので捨てる」ことを言う場合に使う単語だということです。


"expendable"を使った例文をロングマンから探してみました。


It’s a sad moment when a man loses his job and discovers that he is expendable.
が職を失い、自分は消耗品であることを知るのは悲しいことだ。


Eventually, he may feel parliament is expendable.
そのうち彼は議会なんてなくてもいいものなんだと感じるだろう。


The previous architecture was expendable.
以前の建築は使い物にならなかったんだよ。


The city council decided to eliminate the most expendable.
市議会は最も不要なものをなくすることを決めた。



明日は、「優先順位つけたの。」です。
読んでね。


Englishラボのらぼでした。