1084. そこから何か分かるかも。
Scenario: 短距離で県大会に進めることになった。次の大会に向けて毎日練習しているのだが、このところ全くタイムが縮まらない。コーチとともにビデオに撮ったフォームを研究していると、コーチがスタートダッシュの姿勢に注目し出した。どうやら腰の位置が高すぎるようだ。
「そこを何とかすると道が開けるかも。」
"That might be the break that we need."
【ポイント】会話で使える名詞の"break"。
"break"は、「だめにする」、「だめになる」というコアの意味がある動詞でよく使いますが、今日は、名詞の「ブレイク」の使い方です。
パターンを3つに分けてみました。(例文はロングマンを参考にしています。)
① 「休み」という意味で使う。
We’ll have a short break for lunch. 短い昼休み
Let’s take a ten-minute break. 10分休みを取る
We’d worked for ten hours without a break. 休みなしで
I’ll go shopping during my lunch break. ランチの時間
I’ll speak to you at break. 休み時間に
Are you looking forward to the summer / weekend break? 夏休み/週末休暇
② 「中断」という意味で使う。
I wanted a break from university life. 休学する
She decided to take a career break when she had children. 仕事を休む
Join us again after the break. 中休みがすんだらまた一緒にやろう。
We’ll go for a walk if there’s a break in the rain. 雨が途中で止んだら歩こう。
Give me a break! (ふざけるの)やめてよ!
③ 「隙間」という意味で使う
The sun shone through a break in the clouds. 雲の間から陽が射した。
We crawled through a break in the hedge. 生け垣の隙間をはって通った。
最近よく耳にする「ブレイクスルー感染」は、COVID-19 vaccine breakthrough (cases)
と一語で"breakthrough"が使われることがほとんどです。これは名詞です。
"break through"は、「困難なところを通り抜ける」という意味で使われる動詞で、
"breakthrough"は通常「突破口」とか「飛躍的進歩」という意味で使われる名詞です。
"vaccine breakthrough"の"breakthrough"には、「飛躍的進歩」という意味ではなく、動詞の"break through"(困難なところを通り抜ける)という意味で使われていると思います。
もともと"break-through"とハイフンを入れて、動詞を名詞として使っていたものが、ハイフンがとれて一語として使われるようになったと考えています。
日本語でタレントさんなどが、「大ブレイクする」という意味で、"break"を動詞では使わないと思います。使うとすれば、「困難を通り抜けて成功を収める」という意味の"break through"が良いと考えています。
明日は、「嫌なヤツがずっとつきまとってるのよ。」です。
読んでね。
Englishラボのらぼでした。
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