1150. いつもと同じようにしててね。
Scenario: 今日、娘の彼氏が初めて我が家に来ることになった。私は念入りに家の掃除をしたり、ケーキを用意したり、夫は何を着ようか迷っていて、皆がパニック状態だ。娘も落ち着かない様子だが、私たちにこう言った。
「いつもと変わらないふりをしてね。」
"Act natural."
【ポイント1】"Act naturally."と、"Act natural."の違い。
今日のフレーズは命令形になっているので、主語がありません。説明の都合上、主語を"You"に置いて説明します。
"You act naturally."は、 主語 + 自動詞 + 副詞 です。
副詞の"naturally"は動詞を修飾しています。 「振舞う」←「自然に」、「ありのままに」
"Act naturally." →「ありのままに動け。」
今日のフレーズは、"You act natural."で、 主語 + 自動詞 + 形容詞 です。
この形は、
You look great.
It sounds good.
It tastes good.
I feel bad.
と同じように、You = natural
の関係があります。つまり、look、sound、taste、feel のような知覚動詞が使われる場合は、主語=形容詞の状態にあるの関係があります。このような動詞は、あとの形容詞があったはじめて意味をなします。
act(「ふりをする」の意味で使う場合)は知覚動詞ではありませんが、やはりあとの形容詞があったはじめて意味をなします。
"Act natural." →「いつもと変わらないふりをしろ。」
といった感じになると思いますが、日本語ではどちらも「自然に振舞って。」でいいと思います。
これと似た表現には、完全な文のあとに、形容詞をつけただけの形もあります。
つぎのようなものです。
He died young. (彼は若くして亡くなった。)
The sun shines bright. (太陽は明るく輝く。)
次のタイプもも同様に考えることができます。
現在分詞や過去分詞が形容詞として使われる場合。
He came smiling. (微笑みながらやって来た。)
I went to bed tired. (疲れてベッドに入った。)
この場合は、
完全な文 + and be動詞......と考えて、"and be動詞"が省略されて2つの文がくっついて同時性を表していると考えればいいと思います。
知覚動詞とbe動詞以外で、「自動詞+形容詞」になる短文を探してみましょう。
または、自分で作ってみましょう。
できたら、コメント欄で送ってね。
明日は、「肩の力抜いて。」です。
読んでね。
Englishラボのらぼでした。
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