らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1154. 言うに忍びないよ。

Scenario: コロナウィルスがまん延している中では、田舎の両親に会いに行くこともできなかった。最近はワクチン接種が進み、感染者数が減ってきたので、来週帰省することにしていた矢先、咳が出始めたので検査をすると感染していることがわかり、帰省できなくなってしまった。重症化はしていないものの、会えるのをたのしみにしている両親はさぞがっかりするだろう。


「言い出しにくいなあ。」



"I don't have the heart to say like that."


【ポイント】相手に気を遣う表現。


日本語同様、英語にも「相手に気を遣う表現」があります。


日本語にしろ英語にしろ、「相手に気を遣う表現」があります。


今日の表現の"I don't have the heart to....."は、


to feel unable to do something because you feel it would be unkind
不親切になるだろうと感じるために、相手に対してあることをなかなかできないと感じること。
(ケンブリッジによる)



I didn’t have the heart to tell her that her beautiful vase was broken.
彼女の美しい花瓶が壊れたなんてとても僕には言えなかったんだ。


 I didn't have the heart to tell my daughter we couldn't keep the puppy.
子犬を飼えないなんて娘にとても言えなかったわ。


She asked me to go with her and I didn't have the heart to refuse.
彼女は僕に一緒に行ってほしいと言ったが、断るに断りれなかった


日本語表現には「~するに忍びない」、「~するのは気が引ける」という表現がありますね。それに近い英語表現です。


「その服は捨てるに忍びない。」というように使えます。


英語表現では、ただ「捨てられない」というだけではなく、"heart"を入れることで「自分が(愛着がある服に対して)無情(不親切)なことをする」という感情を入れているわけです。



"not have the heart to ......."を使って、短文、もしくは会話文を作ってみましょう。
できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「服がすぐ着られなくなっちゃうのよね。」です。「大きくなって」というところがポイントです。
読んでね。


Englishラボのらぼでした。