らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1157. あとちょっと遅かったらやられてたわ。

Scenario: 今日は夕食に魚を焼いた。魚をお皿にのせたとたんに娘からの電話。つい話し込んでしまって食卓を見ると、飼っている猫がテーブルの上の魚を狙っていた。大きな声で追い払うと、何とか持って行かれずに済んだ。娘が「やられちゃった?」と聞くのでこう言った。


「あとちょっと遅かったらやられてたわ。」



I stopped that from happening at the last minute.



【ポイント】"from ~ing"を使って表現するもの


学校で、"prevent"という動詞の使い方を習いましたか?「~を妨げる」という意味の単語です。


今日のフレーズは「私はそのことが起こるのをすんでの所で止めた。」
ということです。"at the last minute"は熟語で「すんでのところで」「あと一歩のところで」という意味です。


ここで使われている"from~ing"について少し説明しますね。


次のように、人以外のものを主語にして使うこともできます。


A leg injury may prevent Ichiro from playing in tomorrow's game.
左足の怪我のためにイチローは明日の試合に出られないかもしれない。
(左足の怪我がイチローが日の試合に出るのをさまたげるかもしれない。)


この"prevent"の代わりに、日常会話では、"stop"が使われます。


しかも、"prevent"も"stop"も、"from"を省略してしまって、"~ing"だけでいいのです。


動詞の持つ意味から、遠ざけるニュアンスを持つ"from"を省略しても誤解することはないという理由からだと思います。


I couldn’t stop her crying.
彼女が泣くのを止めれなかった。


Lay the carpet on paper to stop it sticking to the floor.
床にくっつかないように紙を置いてからカーペットを敷いてね。

The rain didn’t stop us from enjoying the trip.

雨が降っても私たちは旅を楽しみ続けた


I couldn’t stop myself laughing.
笑いをこらえることができなかった。


There’s nothing to stop you (from) applying for the job yourself.
どうしたって、あなたは自分でその仕事に応募するでしょ。
(あなたが自分でその仕事に応募するのを止めるものは何もないわ。)



"keep"も後ろに"from~ing"をつけると、「止める」という表現になります。

Put the pizza in the bottom of the oven to keep the cheese from burning.
ピザはチーズが焦げないようにオーブンの一番下に入れてね。


from burningの"from"をとってしまうと、「チーズが焦げ続けるようにオーブンの一番下に入れてね」になってしまいます。(^_^)


from ~ingがつく動詞を使って、短文、もしくは短い会話文を作ってみましょう。
できたらコメント欄で送ってね。(動詞は今日挙げたもの以外でも構いません。)


明日は、「音楽かけて。」です。"play"を使わない表現です。
読んでね。


Englishラボのらぼでした。