らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1163. いろいろあってね。

Scenario: ニューヨークに移住する有名人が増えているらしい。エンターテインメントや芸術関係の人が多いらしい。が、最近コロナの影響か、日本に帰ってくる人もいて、先日テレビで日本に帰ってきた理由を聞かれ、まずこう切り出した。


「色々あってね。」



"It's a long story."



【ポイント】"story"の意味は幅が広い。


日本語で、「ストーリー」という語は、「話」と異なり、ちょっと詩的な響きを感じさせるからか、日常生活ではあまり「ストーリー」という表現はしないと思います。


英語の"story"は、日常生活の中でもよく使われます。本や娯楽関係の"story"以外の使い方を4つ厳選してみました。(例文はロングマンを参照しています。)



① 報道関係で使われる。


a front-page story   一面記事
cover story         雑誌の一面に出ているような、主要となる記事

‘People’ ran a story about the scandal.

「ピープル」(という雑誌)がそのスキャンダル記事を載せた。



② 「説明」、「言い訳」という意味で使う。


First, I wanted to hear Matthew’s side of the story.
まず、私はマシュー側の話を聞きたかった。


Where were you? And don’t give me some story about working late!
どこ行ってたの?残業だったなんていう言い訳は聞きたくないからね!



③ 「歴史」という意味で使う。


He wanted to have his life story told on film.
彼は自分の人生におきたことを映画で語りたいと思った。



④ 「できごと」という意味。決まった言い方の中で使う。


it’s the same story here/there   ここ(そこ)でも同じことが起こってる


 it’s a long story        話せば長いこと


to cut a long story short     短く話す

that’s another / a different  story       
それはまた別の(違う)話  

that’s not the whole story    
話はそれで全部じゃない


end of story           話は終わり



"story"を本や映画関係以外の意味で使って会話文を作ってみましょう。
できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「子育てが終わったら何したい?」です。"independent"を使わない素敵な表現があります。
読んでね。


Englishラボのらぼでした。