らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1169. 撤回させていただきます。

Scenario: 言論の自由が保障されている国でも、不適切な発言は聞いている人を不快にさせ、ひんしゅくをかうことがある。特に政治家が質疑応答で次のように言う場面がよくある。


「先ほどの発言は撤回させていただきます。」





"I take back that remark."



【ポイント】"take back"が使える場面3選。


"take back"は、基本的には「戻す」イメージです。
ロングマンを参照して、"take back"を使う場合と、その日本語表現を考えます。


① 言葉が不適切だと判断した場合。

You’d better take back that remark!
その発言撤回したほうがいいですよ!


"the remark"は、比較的短い「感想」、「コメント」、「意見」のことです。
代名詞を使う場合は、"take it back"のように、"take"と"back"の間に入れます。



② 物を返す場合。

If the shirt doesn’t fit, take it back.
そのシャツが合わなかったら、返品して下さい。


借りたものなら、「返却する」という表現になりますね。



「もの」でなく、「人」が目的語になる場合は、
「連れ戻す」
「取り戻す」(別れた相手など)
といった表現になるでしょう。



③ 人の記憶を過去に遡らせる場合。(人を目的語にする)


過去のことを「思い出させる」感じ。
"take +人 + to ~"の形になります。 


This song always takes me back to my childhood.
この歌を聴くといつも子供の頃を思い出すよ。



"take back"を使って、会話文を作ってみましょう。
できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「ウチのパパ、コワイよ。」です。
読んでね。


Englishラボのらぼでした。