らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1283. あぶなかった!

Scenario: いわゆるタワマンの高層階に住む夢がかなって2年が過ぎようとしているが、やっぱり郊外の一戸建てにしておけばよかったかなと最近感じている。一番の問題はエレベータだ。特に朝の出勤時は混むことが多く、乗り過ごすと電車にも間に合わなくなってしまう。今日は何とか乗れたけれど・・・


「あぶなかったー!」



"Almost missed it!"



【ポイント】"almost"をネガティブな意味の動詞の過去形と使う。


「あぶなかったー!」というのは、「もう少しで~するところだった(けれど助かった)」というときに使います。
その意味では、"I was (so) close!"も「あぶなかった」という表現になることがありますが、それは、"I was close to +名詞"で言える場合です。


”I was close to death.”
もう少しで死ぬところだった。あやうく死ぬところだった。


のように。


ですから、今日のシチュエーションでは、"I was close!"とは言えません。


そんなときは、副詞の"almost"を使い、それに動詞を続けます。


ロングマンでは、
"almost"
nearly, but not completely or not quite
ほぼ、だが完全や全くではない。「ほとんど」、「もう少しで」


と説明されています。


様々な時制で使えます。ロングマンから使い方を見ます。


完了形と共に使う。


Have you almost finished?
ほとんど終わった?


② 現在形と共に使う。


Supper’s almost ready.
夕食はほとんどできている。


The story is almost certainly true.
この話は、ほぼ間違いなく事実だ。


He’s almost as old as I am.
彼はほとんど私と同じ年だ。



③ 過去形と共に使う。


It was almost midnight.
ほとんど真夜中だった。


④ 未来形と共に使う。


 Early in the morning, the star will be almost directly overhead.
朝早く、その星はほぼ真上に来るでしょう。



⑤ "almost nothing"や、"almost every/all ~の形で使う。


Almost nothing was done to improve the situation.
ほとんど何も改善されなかった。


Marsha visits her mother almost every day.
マーシャはほぼ毎日母親に会いに行く。



今日のフレーズは、過去形の"missed"と"almost"が一緒に使われ、日本語では、
「ほとんど逃した」となるのですが、これは実際に逃したのではなく、「~しそうになった」と表現します。


ネガティブな意味をもつ動詞と共に使うときに、このような表現が生まれます。



"I almost forgot."    もう少しで忘れるところだった。
"I almost fell down."  転びそうになった。


などです。これらはすべて、「あぶなかったー!」と日本語で表現されます。



"almost"を使って、短文や会話文を作ってみましょう。
できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「ライティング編---reassure」です。
読んでね。

Englishラボのらぼでした。