らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1380. このアイスクリーム、溶けにくいよ。

Scenario: 買い物に行ったら、アイスクリームが2割引になっていた。ラッキー!とおもって思わずたくさん選んでしまった。アイスクリームだけ別にして保冷剤を使った方がいいかなと思っていると、夫がこう言った。


「それ溶けにくいよ。」



"They melt slower."



【ポイント】「~しにくい」の表現のしかた。


Scenarioを書いていて、「アイス」は物質名詞なので、単数扱い。でも、カップのアイスで味の種類が違うということで、複数形にしました。


「溶けにくい」アイスといえば、新幹線のスジャータのアイス!これ一個なら単数形ですので、悪しからず・・・。(^_^)
(このアイス、すごく美味しいです!)


さて、「~しにくい」という表現は色々あります。


整理してみました。


① "hard"や"difficult"を使う。


「説明しにくいな。」
"It is hard to explain."


「~しにくい」といえば、大抵この形が思い浮かびます。


「自分が"to ~"するのが難しい」というパターンです。


it is hard(difficult) to believe/imagine/see/know/understand etc. 


もよく使われます。


"to"の後は、自動詞で目的語を置かない形でもいいし、他動詞で目的語を置く形にしてもいいです。


It's hard to explain what happened.   
何が起ったのか説明しにくい



② "difficulty"を使う。


「昨夜は寝にくかった。」
"I had difficulty (in) sleeping last night."


この使い方をするときは、人を主語にして"to~"を使わないようにしましょう。
× I had difficulty to sleep last night.


"with difficulty"も使えます。


Six months after the accident, he still has difficulty walking.
その事故から半年経つが、彼はまだ歩くのが不自由だ。



③ "~ -resistant"を使う。


「~に抵抗する」というニュアンスの形容詞を作る形です。


「滑りにくい床だね。」
This is a slip-resistant flooring.


heat-resistant/stain-resistant/fire-resistant/shock-resistant etc
耐熱性のある/汚れがつきにくい/燃えにくい(耐火性のある)/衝撃を受けにくい (耐衝撃性の)



④ "~ -proof"を使う。 


「~を通しにくい」、「~に耐える」、「~の影響を受けにくい」ニュアンスがあります。
日本語の表現では、「防」という感じを使うこともあります。


次のように一語で使われているものが多いです。


a bulletproof car  防弾車
a waterproof jacket  防水ジャケット
an ovenproof dish  耐熱皿 (オーブン対応の皿)
a childproof container   子供用容器 (可愛い容器という意味ではなく、子供が乱暴に扱っても壊れにくい容器です。)



日本語で「~しにくい」という表現をする英語表現を使って会話文を考えてみましょう。
できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「コーヒーにはちょっとうるさくなったんだ。」です。
読んでね。


Englishラボのらぼでした。