1687. 5時以降は働かない主義なんだ。
Scenario: 先月からウチの会社に来た人は勤務態度はとても良くて顧客の信頼も厚い。販売成績も毎月トップだ。残業は一切しないで退社時間になるとサッといなくなる。同僚の友人がこう言っていた。
「彼、5時以降は働かない主義なんだ。」
("9to5"「勤務時間は9時から5時まで」というミュージカルがあります。こちら)
"He makes it a point not to work after 5."
【ポイント1】"make it a point to ~と、"make a pint of ~ing"は同じと考えていい。
今日のフレーズは、make it a point (not) to ~"が使われています。
大抵の英語の辞書ではイディオムとして、"make a point of ~ing"という形が載っています。
"make it a point to"でも、"make a point of ~ing"でも意味は同じです。
ロングマンで、"make a point of ~ing"の定義を見ます。
make a point of doing something
to do something deliberately, even when it involves making a special effort
特別な努力を要したとしても意図的にそれをすること
ここの"of"は、"point"の内容を説明する同格の"of"となっています。
"point"自体の意味は次のようなものです。
"point"
the purpose or aim of something
何かの目的、あるいは目標
今日のフレーズの"make it a point to ~"は、"it"は形式目的語(仮に目的語として置いているもの)でその内容は"to"以下です。
「"to"以下のことを目的や目標としている」という構造になっています。
今日のフレーズのように、「~しない」場合は、それぞれ、"not to ~"、"not ~ing"になります.。
日本語表現では、次のようなものが考えられます。
~することにしている
~するようにしている
決まって~する
必ず~する
努めて~する
~する主義だ
【ポイント2】"make it a rule to/that ~"について。
学校で習う英語は、必ずと言っていいほど"make it a rule to ~"が出てきます。そして日本語表現が「~することにしている」となっています。"make it a point to ~"と同じ日本語表現になってしまいますが、この二つは英語の"point"と"rule"から来るニュアンスの違いがあります。
"rule"だと、「決まり」や「規則」というニュアンスがあるので、「~を決まりとする」、「~を規則とする」という感じになり、堅苦しく、古臭い感じを与えることがあります。
しかし、逆に堅苦しく、重々しい感じを出したいときには効果的かもしれません。
次は、ロングマンの例です。
Since I have made it a rule not to lie to a client, I assume reciprocal honesty from him.
私はクライアントに嘘をつかないことを旨としているので、クライアントも同様に正直であると思っています。
They made it a rule that she was never to be alone.
彼らは、彼女が決して一人にならないようにという規則を作りました。
"make it a point (not) to ~"を使った会話文を考えてみましょう。
できたらコメント欄で送ってね。
明日は、「同い年じゃん。」です。
読んでね。
Englishラボのらぼでした。
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