らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1451. ちょっとガチャガチャやってごらん。

Scenario: 息子をつれてモールに行くと、必ず「ガチャガチャ」をやりたがる。何が出てくるのか分からないのに、なぜかいつも喜んでいる。今日はいつものようにやったのに、どこかに引っかかっているのか出てこないというのだ。そこでこう言った。


「ちょっとガチャガチャやってごらん。」



"Give it a little jolt."



【ポイント1】"jolt"で表せること。


日本語には、形容詞や副詞に音や状態を表す「オノマトペ」といわゆるものがたくさんあります。特に音を模倣して、それを2回繰り返すものは、「ザーザー」や「しとしと」など、雨の降り方などに多く、「ソロソロ」や「ウロウロ」など、動作にも用いられます。

英語のマンガには、"Bang!"  (バン!)や、"Knock, knock!"(トン、トン)という表現が使われていますわれますが、日本語ほど多くはありません。大抵副詞や形容詞で日本語の擬態語の意味を表します。


「ガチャガチャ」も音を模倣した表現ですが、「ガチャガチャ」自体が出てくるおもちゃを示す場合は、"a capsule toy"(カプセルトイ)といいます。「カプセルに入ったおもちゃ」ですね。それが入った機械は、"a capsule toy machine"となりますが、「ガチャガチャ」がどんな物か知っている人には、"a gacha-gacha machine"と言っても通じることがあるようです。


今日のフレーズの"jolt"は、ロングマンによると、動詞としては、


to move suddenly and roughly, or to make someone or something move in this way 
急に、荒々しく動く(動かす)こと


あるいは、


 to give someone a sudden shock or surprise
急なショックや驚きを与えること


という意味があります。


今日のフレーズのように、名詞としても使い、、大抵単数扱いです。


Henry sat up with a jolt.
ドカンと腰を下ろした。


The oil crisis has given the government quite a jolt.
石油危機が政府にかなりの衝撃を与えた


His words gave me a jolt.
彼の言葉がガツンと響いた
彼の言葉にキュンときた


People felt the first jolt of the earthquake at about 8 am.
午前8時頃最初にドーンと来た


そのときの状態によって、「ガーン」といった「ショック」や「衝撃」の表現もありますね。「荒々しく」、「急に起った」ようなときに、"jolt"を使って見るといいと思います。




【ポイント2】"give"を使った擬態語。


今日のフレーズの"give it a jolt"の、"jolt"を他の単語に変えることで、擬態語を創ったものがありますので、いくつか紹介します。


"it"は会話の中でお互いに何に対してか分かっている場合に使います。



Give the bottle a good shake before use. 
使う前によくシャカシャカするんだよ。


Give that pan a stir, will you?
その鍋、グルッとひとまぜしてくれる?


She gave me a gentle nudge.
彼女は肘で私をツンツンした


If the door’s stuck, just give it a push.
ドアが動かなかったら、グッと押してみて。


Give it a twist.
グイッとねじるんだよ。




日本語表現にすると、擬態語(オノマトペ)で表現することになるような、英語表現を使って、会話文を作ってみましょう。できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「ワンランク上のライティング編」です。ニュースランキングの書き方についてです。
読んでね。

Englishラボのらぼでした。