1514. 俺のクビがかかってるんだ。
Scenario: 広告デザイン会社に勤めている。最近は紙の広告の注文が減り、自分の仕事の量も減っている。AIを使って作画する技術が導入されれば、自分の仕事はなくなるだろう。今回の仕事はかなり良いものに仕上げなければならない。明日が締め切りなのだが徹夜になりそうだ。
「この仕事を終わらせなきゃ。クビがかかってるんだ。」
"My job is on the line if I didn't finish this work."
【ポイント】"on line"と"on the line"は全く違う!
「オンライン」は日本語でもすっかり定着しているようですが、英語では、"on line"は、"online"と一語で書いているものも多くなっています。"on-line"となっているものもあります。
「ネットで調べなよ。」は、"Go online."で良いわけです。(^_^)
今日の"on the line"は、常に"the"を付けて使います。定義と使い方は次のようなものです。(ロングマンより)
"on the line"
if something important is on the line, there is a risk that you might lose it or something bad could happen to it
(何か大切なものを主語にして)それが、"on the line"であるというのは、それを失ったりそれに何か悪いことが起ったりすると危険があるということである
マクミランでは、"on the line"は、
"at risk"のひとことでした。(^_^)
日本語では、会話の流れで様々な表現ができます。"the line"を綱渡りの綱だとイメージするといいのではないでしょうか。しかし主語は人以外になります。
「~がヤバいんだよ」
「~はマズイ」
「~が大変だ」
「~が危ういな。」
「~がかかっている。」
などとなり、今日のフレーズはビジネス関連にしたので「クビがかかってる」という表現にしましたが、実際にクビなるかどうかはっきりしているわけではなく、それほど自分のキャリアにおいては大変なことなんだ、といったニュアンスです。
使い方です。
All our jobs are on the line.
すべての仕事が綱渡り状態なんだ。
She knew that her whole future was on the line.
自分の将来があやういことを、彼女は知っていた。
Your job's on the line in this case - you'd better make sure you're right.
この件でお前は仕事を失う可能性があるんだから、自分が正しいことを確認した方がいいぞ。
More manufacturing jobs could be on the line.
さらに多くの製造業の雇用が失われる可能性があるな。
This company's reputation is on the line in the way it handles complaints.
この会社の信用はクレーム処理をどうするかにかかっている。
次のように、実際に「クビ」(neck)を入れて言うこともできます。"~'s neck"の代わりに"~self"にしてもいいです。この使い方では人も主語にすることができます。
put ~'s neck on the line (for somebody)
I’ve already put my neck / myself on the line for you once, and I’m not going to do it again.
私はすでに一度、お前のために自分を危険にさらした(大変な目にあった)が、二度とそんなことはしないからな。
"be on the line"を使って、短文や会話文を作って見いましょう。できたらコメント欄で送ってね。
明日は、「前向きに考えて法案を成立させるべきだ。」です。
読んでね。
Englishラボのらぼでした。
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