らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

166. ちゃんと自己紹介してなかったですね。。。

Scenario: いつも学会で顔を合わせるのに、名前も勤務先も知らない人がいる。ところが今回、友人がその人と同窓だということがわかり、自分のことを紹介してくれた。相手も、自分の存在は分かっていたようで、こう言った。。。


「ちゃんと自己紹介してなかったですね。マイク・スミスと言います。」



"We haven't been officially introduced. I'm Mike Smith."



【ポイント1】現在完了で表せる時間の幅を感じよう。



日本語でも、
「昨日、ピアノの練習をした。」  "I practiced the piano yesterday." と、
「今までピアノの練習をやっていた。」 "I have practiced the piano until now." 
とでは、時間の感じ方が違います。
前者は、
タイムラインの上での「昨日」という現在より前の一点を感じます。



一方、後者は、
「ある時間からはじめて」、「今」までの過ぎた時間の長さ
を感じると思います。


つまり、「ある時から、今までの時間の過ぎる過程のなかで」
★ 何かを経験した → 経験
★ やっていたことが終わった → 完了
★ やっていたことを今まで~してきた。(または、~してきている。) → 継続
という、いわゆる文法の時間に習った
「現在完了は、経験、完了、継続をあらわす」という説明になります。


日本語表現では、
「~したことがある」
「~したところ」
「今まで~して来た」
という表現になります。


ですから、"since"(~以来)と一緒に使うことが多く、"when"という過去の一点をあらわす言葉と一緒には使えないのです。


「若い時東京に行ったことがある。」は、日本語では自然に感じますが・・・
× I have been to Tokyo when I was young.
○ I went to Tokyo when I was young.
です。


今日の表現で現在完了を用いて言うだけで、「顔は知っていたのに、今までずっと紹介されないで来た」ということが伝わります。


【ポイント2】"My name is ~."でなく、"I'm ~."でもいいです。


"I'm"も省略してしまって、名前だけでもいいです。日本の学校で、娘が"I'm Sara."と書いて、×にされたアメリカ人のお父さんが学校に抗議に行ったと言っていました。(^_^)



Englishラボのらぼでした。