らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

165. これは決まったことだから。

Scenario: 「働き方改革」で、今月から残業時間に制限がついた。一定時間を越えると手当はつかない。退社は5時。急な対応に追われて、本来の業務が遅れることもあるし、残業代が減るのは、直接収入にも関係してくる。、同僚にぼやいていると、次のように言われた。


「これは決まったことだから。。。」




"This is how it is."


【ポイント1】日本人にとって、"how"は一番とらえにくい疑問詞です。


いわゆる5W1Hと言われているのが、


what        何
which  どの
who  誰が
when  いつ
where  どこで
how   どのように どのくらい 


ですが、このなかで一番使いにくい、そして日本語に訳すと不自然になりがちなのが、"how"です。実際「どのように」という日本語は会話のなかでほとんど使わないからです。


”How are you?" → 「あなたはどのようですか?」とは言いませんね。相手の状態をきいているのだから、「お元気?」になったり、「こんにちは。」という挨拶の表現になるのです。


ですから、"how"を使うときは、「状態を聞くのだ」、「やりかたを聞くのだ」「程度を聞くのだ」という意識をもって使うことが必要です。


You don't know how much I love you.

どのくらい愛してるか君は知らない。→ すご~く愛してるるんだ。


How often do you workout?  
どのくらいの頻度で運動してますか? → 運動どのくらいしてる?


I don't know how that happned.   
どのようにそれが起こったか分からない。→ なんでこうなったか分かんない。
この場合、"how"の代わりに"why"を使った場合と同じ日本語表現になります。


【ポイント2】"be"動詞は「状態」を、一般動詞は「動作」をイメージする。


今日のひとことは、
"That's how it goes."でもいいのです。


「それは、そういうふうになってるんだから。」は状態を、
「それは、そういうふうに動いてるんだから。」は動きを感じます。それだけです。


日本語の表現としては、どちらも
「そんなもんだよ。」
「そういうことさ。」
でいいと思います。


Englishラボのらぼでした。