らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1516. あれば気付いてたわよ。

Scenario: 母が何か探している様子だ。眼鏡をどこかに置いたのだが、それがどこだったのか思い出せないという。リビングだと思うというのだが・・・。


「あれば気付いてたと思うけどね。」

こちらからの画像のほかにユニークな眼鏡が見られます。



"I would have noticed that."



【ポイント】仮定法過去完了は、会話でよく使う。



今日のフレーズは、文法でいうと「仮定法過去完了」なのですが、表現のポイントは、"would have + 過去分詞"の部分です。


日本語で、


「もし、あのとき~だったら・・・」と言うと、後ろは自然に次のように続くことが多いです。


「~だっただろう。」     → would have 過去分詞
「~だったに違いない。」   → must have 過去分詞
「~だったかもしれない。」  → might/could have 過去分詞
「~だったはずだ。」                  → should have 過去分詞


しかし、この部分は、「もし、あのとき~だったら」がなくても成立することがほとんどです。特に会話の部分は「もし、あのとき~だったら」の部分を言わないことがほとんどです。一方、後ろの部分は、助動詞のニュアンスがすべて付いているのです。


日本語を見ると、過去形になっているのは、「だった」の部分だけです。
「~だったかもしれなかった」とは普通言いません。


英語では、助動詞を過去形にして、さらにその後に"have+ 過去完了"をもってきて、過去に起ったことに対する推量や後悔、残念な気持ちを表します。助動詞のあとの動詞を過去にすることはできませんから。


今日のフレーズ以外の、簡単に会話で使える過去完了をいくつか挙げてます。(主語は会話の流れで変わります。)


「来ればよかったのに。」  You should have come.
「行けば良かったな。」   I should have come.
「そんなお気遣いよろしかったのに。」  You shouldn't have done this.
「やろうと思えばできたんだけどね。」   You could have done this.
「事故になっていたかも。」   The accident might have happened.
「できたかもね。」    You could have done this.
「ここにいたにちがいないね。」  They must have been here.
   
などです。


会話では、助動詞の過去形と"have"がくっついて一語になります。


should've  シュダヴ
could'v  クダヴ
would've  ウダヴ
might've  マイタヴ


の後に、過去分詞を付ける感じで使うといいと思います。


助動詞の過去形+have +過去分詞の形を使った会話文を考えてみましょう。
できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「私たち、幼なじみなの。」です。
読んでね。

Englishラボのらぼでした。