らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1567. 要は金なんだよ。

Scenario: 一昔前の会社といえば、終身雇用が当たり前で、一旦就職すると一生安泰とも言われた。今は1年足らずで違う会社に転職したり、会社をやめて起業したりする人が増えている。自分のしたいことを追求する姿勢を貫く人もいるが、より高い年収を目指す人が多くなったように思う。友人はこう言った。


「要は金なんだよ。」



"It's all about money."



【ポイント】"all about"の使い方。


"all"は強調、"about"という前置詞のニュアンスを考えると、「すべてお金についてだ」という表現です。


ロングマンには、"it's all about somebody/something"として記載されています。


説明を見ます。


used to say who or what is important in a situation
ある状況において、誰が、あるいは何が重要なのかを言うために使われる(表現である)


使い方


It’s all about money, and who’s got the most.
すべてはお金、そして誰が一番多く持っているかということです。


"all"は強調、"about"は「~について」という前置詞ですから、「すべて~について(のこと)である」ということですが、ロングマンの定義の中に、"important"が使われていることからも、日本語表現では、「~が最も大切だ」と表現できる場合があります。


他の日本語表現では、


「要するに~なんだよ。」
「つまるところ~なんだな。」
「結局~ってことだ。」


などが考えられますね。


ロングマンの説明で、"in a situation"(ある状況において)とあるので、今日のフレーズの"it"は会話での状況を表していると思います。


ですから、


This book is all about money.


といった状況に関係ない場合では、「この本の内容はすべてお金についてのものだ。」と表現したほうがいいですね。


"That's all about money."となっている場合は、会話の中ですでに言及され内容(そのこと)を"that"で表していることになります。



"it's all about somebody/something"を使って、会話文を考えてみましょう。できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「どう考えてもおかしいでしょ。」です。
読んでね。

Englishラボのらぼでした。