らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1548. 車まで競走よ。

Scenario: 今日はいいお天気だったので、家族とお花見に行った。満開の桜の木の下でお弁当を食べた後、風が出てきて少し寒くなってきた。帰ることにしたのだが、子供はもの足りなさそうだ。そこでこう声をかけた。


「車まで競走するぞ。」



"I'll race you to the car."



【ポイント】"race"を動詞で使う。


”race"は、"compete against ~"(~と競走する)の意味で動詞として使えます。名詞の「レース」は「競争」ではなく、「競走」、つまり「どれだけ走るのが速いか、速くゴールするか」という競技なので、得点を競う球技などでは使えません。(比喩的な使い方はできます。)


自動詞、他動詞の両方があります。


● 目的語を置かないで使う。


「レースに出る」といった表現になる。


Only 11 of the 18 horses will be racing.
18頭中11頭しかレースに出られない。


Stevens will not be racing in the final due to a knee injury.
彼女は膝の怪我で決勝レースには出ない


Investors are racing to buy shares in the new hi-tech companies.
投資家たちは、新しいハイテク企業の株を競って買っている。(比喩的な使い方)



● "race against"、"race with"で使う。


「~と競走する」、「~と競走する」といった表現になる。(自動詞)


She’ll be racing against some of the world’s top athletes.
彼女は世界のトップアスリートの何人かと競走することになるだろう。


The astronauts are racing against time to repair the spaceship.
その宇宙飛行士は宇宙船を修理するために時間との闘いをしている。



● 目的語を置いて使う。


「~と競走する」といった表現になる。(他動詞)
 
I’ll race you to the end of the road.
この道路の端まで競走しよう


He will be racing a Ferrari in this year’s Formula One championships.
彼は今年のフォーミュラーワン選手権でフェラーリと戦う




動詞の"race"を使って会話文を作ってみましょう。できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「退屈することはないわね。」です。
読んでね。

Englishラボのらぼでした。