らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1551. 分かってないな-。

Scenario: ネコは必要のあるとき以外は鳴かないらしい。確かに鳴くときは、何か訴えているような目をして一生懸命に鳴く。その要求がなかなか分からず、エサを与えてみたり、だっこしてあげてみたり、トイレの掃除をしてみたりするのだが、今日はそれらではないようだ。そんなネコの目を見ていると、こう言っているように思える。


「分かってないな-。」




"You don't get it."



【ポイント】"get"を"understand"の意味で使う。


"get"の非公式な使い方です。


"I get it."を、「了解」といった意味で使うことがありますね。
この場合の"get"は"understand"の意味です。


ロングマンの例を見ます。


I don’t think she got the joke.
冗談が分からなかったようです。


I don’t get it – it doesn’t make sense.
分からない - 意味不明だ。


※この場合の"get"の目的語は、what/how/whoを使った節を持ってくることもできます。


I still don’t get how she knew about the meeting.
彼女がどうやって会議のことを知ったのか、いまだに理解できない。


この使い方では、"get"を進行形にすることはできません。「理解している」、「分かっている」という日本語表現は、「~している」という表現が付いていますが、状態を表すもので、進行中のことを表しているのではありません。ですから、


○ I get it.
× I'm getting it.


です。


"I got it."という言い方もありますが、"I get it."との違いは、日本語の「了解してます。」と、「了解しました。」の違いと考えるとといいと思います。
日本語で、「分かってます!」と不機嫌な感じで強く言うと、「うっせーなー。」といった感じになります。英語でも同じようになることがあるので、言い方と態度には気をつけましょう。


今日のフレーズの「分かってないな-。」は、「あ~あ、しょーがねーなー。」といった感じになってます。( ̄∇ ̄)



"You don't get it."という台詞が出てくる会話文を考えてみましょう。できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「代わってくれない?」「いいよ。」です。
読んでね。

Englishラボのらぼでした。