らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

181. ペアルックでも構わない?

Scenario : 新婚旅行でハワイに行ったとき、素敵なTシャツがあったので、彼とペアで着たいと思ったのだが、彼はどう思うか聞いてみた。


「ペアルックでもいい?」



"Do you mind matching (outfits).?"



【ポイント1】「ペアルック」は和製英語です。


いかにも英語らしいのに、英語ではないものの一つが「ペアルック」です。


日本語表現で、「おそろいの服」というときには、ママと子供とか、友達同士とか、子供同士で使い、とくにカップルでおそろいの服を着るときに「ペアルック」ということが多いと思います。英語では、どのケースでも"matching"という形容詞を使います。「一式として合っている」というニュアンスです。
”"matching"を形容詞ではなく、自動詞の動名詞形として使うと、outfits が省略できます。


【ポイント2】"mind~"は「~を気にする」という意味。


”Do you mind?"(「いい?」)と許可を求められて、日本語で「うん、いいよ。」と言うので、"Yes"と言ってしまいがちですが、「気にする?」つまり、「イヤ?」と聞かれているので、「ううん、イヤじゃないよ。」と言うときには、答えは"No"になります。


「気にするな」は、"Never mind."です。よくスポーツの応援で、ミスがでたとき、「ドンマイ!」と言いますが、"Don't mind."ではありません。確かに"mind"には自動詞、他動詞の両方がありますが、ただ、心の状態として漠然と「気にするな。」の場合は自動詞の"mind"を使い、具体的に「~を気にするな」「~のことは心配するな」という意味では、「~を」をつける他動詞を使っているようです。
"Don't mind it." "Don't mind me."のように。


Englishラボのらぼでした。