らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1675. そんな態度じゃ将来どうなるか心配だな。

Scenario: 最年少で国会議員に当選した友人は、秘書が付き、新幹線はグリーン車、通信費は毎月100万円もらえるなど、考えても見なかった特典に大喜びしている。「これで日本中旅行し放題だな。」と言ってしまって、先輩議員にこういってとがめられたのだそうだ。



「そんな態度じゃ、将来どうなるか心配だな。」





"I don't know where you expect to end up in life with your attitude."





【ポイント】"end up"は、"end up with"の固まりで覚えないほうがいい。


学校では、"end up with ~"という形で、「~で終わる」という日本語表現として覚えていることが多いのではないかと思います。


実際は、"end up"には、"with"以外にも様々な前置詞がつきます。


"end up"という句動詞の説明は、次のようなものです。


ケンブリッジでは・・・


to finally be in a particular place or situation
結果的にある場所にいたり、ある状態になったりすること


ロングマンでは・・・


to be in a particular situation, state, or place after a series of events, especially when you did not plan it
一連の出来事、特に自分が計画しなかった一連の出来事を経てある状況、状態、場所にいること


となっています。


今日のフレーズに、関係副詞の"where"は、"where = the place in/at which"と考えればいいと思います。つまり、


I don't know where you expect to end up.
                      ⇓
I don't know the place in which you expect to end up.


I don't know the place         +  you expect to end up in the place.
私はその場所(状態)が分からない + 君は最終的にその場所(状態)にいるだろうと思っているが


という流れです。


後ろの"with your attitude"の"with"は、"end up with"と全く関係がなく、「君がそのような態度をしていれば」といった感じでくっついているだけです。


I don't know  /  where you expect to end up   /  in life   /  with your attitude.


というチャンクになります。


"end up with ~"は、"with ~"に「~と一緒に」、「~を持って」というニュアンスがあるために、日本語表現にすると、「結局~で終わった」がよく当てはまったのだと思います。


"end up"は、"~ing"を伴ったり、"as +名詞"を伴ったりすることもあります。



"end up"の使い方  (ロングマン、ケンブリッジより)


He came round for a coffee and we ended up having a meal together.
彼はコーヒーを飲みに来たのだが、結局一緒に食事をすることになった。


I wondered where the painting would end up after the auction.
オークションが終わって、その絵画はどこに行くのだろうと思った。


Anyone who swims in the river could end up with a nasty stomach upset.
この川で泳げば誰でもお腹を壊してしまうことになるかもしれない。


He could end up as president.
彼は大統領になれるかもしれない。


I don’t want to end up like my parents.
両親のようにはなりたくない。



"end up"を使って会話文を考えてみましょう。できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「ケンと飲んでくる。」です。
読んでね。

Englishラボのらぼでした。