らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1678. ワンランク上を目指す英語表現[43]---ワークアウト用語5選。

お盆の連休が今日から始まった方も多いかと思います。「ラボのEnglishラボ」を開いてくださってありがとうございます!このブログでは、英語表現を楽しみながら、同時に日本語表現との違いを面白く比較しています。


一日にひとつづつ英語表現を取り上げて、その表現のポイントを解説しているのですが、
不定期に、「ワンランク上を目指す英語表現」として、単語や表現のニュアンスの違いを考えたり、レベルを上げた英文が書けることを目的とした文法の解説を入れたりしています。


さて、今日はお盆の特別企画として、「筋トレ」(weight/strength training)に関する英語表現を2日連続でお届けします。


一日目の今日は、運動にまつわる日本語の英語表現を考えてみましょう。まず、5つ選んでみました。




① エアロ ⇒ aerobics   不可算  単数扱い


「エアロ」は「エアロビクス」という運動です。
ロング万では次のように説明されています。


energetic physical exercises, often performed with a group of people to music, that make the heart, lungs, and muscles stronger and increase the amount of oxygen in the blood
心臓、肺、筋肉を強くし、血液中の酸素量を増加させるエネルギッシュな運動で、複数の人で音楽に合わせて行うことが多い。


「有酸素の」という形容詞にするときは、"aerobic"となります。(専門用語です。)


使い方


ジムでエアロやってるの。 ⇒ I do aerobics at the gym.
週1回、エアロに行きます。 ⇒ I go to aerobics once a week.


心拍数を挙げて、心臓の働きを活発にするエクササイズは、特に


cardio exercises/training/workouts


と言います。


My workout usually includes 15 to 20 minutes of cardio.
私の運動にはいつも15分から20分のカーディオを入れています。



The U.S. Department of Health and Human Services recommends 150 minutes of moderate-intensity aerobic exercise or 75 minutes of vigorous activity a week, and two weekly sessions of strength training that target all the major muscle groups.
(原文はこちらより)
米国保健社会福祉省は、週150分の中級程度の有酸素運動、または週75分の激しい運動と、すべての主要な筋肉群を対象とした週2回の筋力トレーニングを推奨しています。


上級レベルなら、"high-intensity/impact"、初級レベルなら、"low-intensity/impact"という表現が使われます。



② 腕立て伏せ ⇒ push-up     可算名詞 通常複数形で使う


an exercise in which you lie on the floor on your chest and push yourself up with your arms 
胸を下にして床に伏せ、腕で体を押し上げる運動


「あおむけになる」は、"lie on someone's back"
「うつ伏せになる」は、"lie on someone's stomach/chest"です。



A beginner starts with about 25 push-ups and then gradually over the following months builds the count up to 100. (ロングマンより)
初心者はまず腕立て伏せを25回ほど行い、その後数ヶ月かけて徐々に100回まで回数を増やしていきます




③ スクワット ⇒ squat 


to sit with your knees bent under you and your bottom just off the ground, balancing on your feet
膝を曲げてかがみ、お尻を地面から離し、足でバランスを取る


スクワットには様々なバージョンがあります。
詳しくは、こちらのサイトに画像があります。



上のサイトに次のように書かれています。


Squats are beneficial not only for your legs and glutes, but also your core. Plus, they’re a functional exercise, meaning they can help make everyday activities easier.
スクワットは脚や大臀筋だけでなく、体幹にも効果的です。さらに、機能的なエクササイズ、つまり、日常動作をより簡単にするエクササイズです。



⓸ ランジ ⇒ lunge       可算名詞


a sudden forward movement
急に前に出る動き


動詞としても使えます。
"make a lunge"という表現もできます。


エクササイズ用語としての「ランジ」は、ケンブリッジに次のように説明されています。


an exercise in which you step forward with one leg and bend your knees
片足を前に出して膝を曲げる運動


使い方


They were doing squats and lunges.
彼らはスクワットとランジをやっていた


画像はこちらより。



⑤ ピラティス ⇒ Pilates    Pは大文字で書きます。不可算名詞


考案した人(ドイツ人の看護師さん)の名前からとったエクササイズです。英語の発音は、[pɪˈlɑːtiz](ピラーティ)で、「ラー」にアクセントがあります。


"Pilates"のロングマンの説明はつぎのようになっています。


a type of exercise based on yoga and dance that you do with special equipment which makes you push, pull, and stretch, so that your body moves more easily and becomes stronger
ヨガやダンスをベースにしたエクササイズで、特別な器具を使って、押したり、引いたり、伸ばしたりして、体を動きやすく、強くする



下のサイトの英文を転載して、そこで使われている単語や表現をチェックしてみます。




In reality, Pilates is a low-impact exercise and a fun way to build strength and improve balance, posture and flexibility. Plus, with a focus on the breath and a better mind-body connection, the exercise will do wonders for your wellbeing, too. All you have to do to get involved with Pilates for beginners is roll out your yoga mat or sign up for a Pilates class at a studio.


実際には、ピラティスは低負荷のエクササイズであり、筋力をつけバランス、姿勢、柔軟性を向上させる楽しい方法です。さらに、、呼吸と、心と体のよりよいつながりに集中することで、このエクササイズはあなたの健康にも素晴らしい効果をもたらします初心者のためのピラティスに参加するためには、(自宅でビデオで習うために)ヨガマットを敷くか、スタジオのピラティスクラスに申し込めばいいので簡単です。



ピラティスとヨガの違いがよく知らななかったのですが、「機具」を使うことがピラティスの大きな特徴だということが分かりました。


理学療法士のような機具の正しい使い方の知識も必要でしょうから、インストラクターの資格をとるのが大変そうですが、ジムでピラティスのクラスがあれば、受けてみたくなりました。




今日のワークアウトの英語表現を使って、短文や会話文を考えてみましょう。
できたらコメント欄で送ってね。


明日は、よくワークアウトで耳にする表現が、英語ではどうなるのかを見てみます。
読んでね。

Englishラボのらぼでした。