らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1702. これしたからどうだっていうのよ?

Scenario: 古い写真を整理していたら、ウチの猫のなっちゃんんを飼い出してから、15年くらいたっていることがわかった。最近は目と耳が悪くなってきたけれど、おばあちゃん猫になっても可愛い。1カ月前から、試しに「おすわり」と「お手」を教え始めたのだが、ついに覚えた!でも、こう言っているみたい。。。


「これしたからってどうだっちゅうねん?」




"How's that gonna help me?"



【ポイント】"How"の基本的な使いかたを知る。


疑問詞の"How"は、使う場面によって、日本語表現が異なるため、日本語話者にとっては、理由を聞く"Why"に比べると、厄介な疑問詞です。


"How are you doing?"は、「調子どう?」
"How are you?"は、「元気?」
"How much is it?"は、「いくら?」
"How old are you?"は、「何歳?」


などと、How"の日本語表現は様々に変わります。


いくつかのフレーズを覚えて、使っているうちに慣れるのですが、日本では、使い慣れるほどの環境に身を置くことはなかなか難しいです。


"How ~?”を使うバターンを2つに絞って、使いやすくしてみました。


① "How +疑問文"で、主語の状態や、方法を聞く。


② "How +形容詞/副詞+疑問文"で、「どのくらい~か」という、形容詞や副詞が表す程度を聞く。


これだけ頭に入れておけば、一つ一つのフレーズを丸暗記しなくても応用できます。


今日のフレーズは、①に当たりますから、


「そのこと(お手をする)ことがどの様にして私を助けるの?」と方法を聞いています。


基本的な構造が分かれば、あとは時制を変えたり、言わなくても通じる部分を省略したりして、表現の幅を広げていきましょう。



How come?(なんで?)は、How did/does it come to the fact that.....?(どうやってそれが~という事実になったんだ?)が短くなったものと考えられます。


日本語でも省略が多いと自然に口語的になりますね。目上の方には使えないです。


How about this? (これはどう?)は、How (do you think) about this?
それについてあなたはどのように考えますか?


How beautiful (this place is)! 
この場所はなんと美しいんだ!


ですね。実際その場所にいる場合は"this place is"は言わなくてもいいですね。


ちょっとした文法的な知識は自然な会話を助けてくれることがあります。



"How"を使った疑問文を使って会話文を考えてみましょう。
できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「立候補の際は全面的に協力するよ。」です。
読んでね。

Englishラボのらぼでした。