らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1701. 午後はちょっとしたお出かけを企画したいです。

Scenario: アメリカのレストラン大手の役員が、和食レストランチェーンのウチの会社を訪問したいそうだ。何とかいい印象をもってもらいたいので、試食の他に何か印象的な企画を考えている。幸い会社の近辺は自然が豊かで、歴史的な建築物がいくつかあるので、一人の社員がこう言った。


「午後はちょっとしたお出かけを考えたいのですが。」




"I'd like to host the little afternoon outing."




【ポイント1】"host"の意味と使いかた。



今日のフレーズの"host"は動詞です。


日本語で、「ゴルフの接待をする」の「接待をする」というときに使える単語です。


ロングマンから定義を載せます。


①  to provide the place and everything that is needed for an organized event
イベントを開催するのに必要な場所とすべてを提供すること


使いかた


Which country is going to host the next World Cup?
どこの国が次のワールドカップを主催するのですか?



② to introduce a radio or television programme
ラジオやテレビ番組の司会をすること


使いかた


Next week’s show will be hosted by Sarah Cox.
来週の司会はサラ・コックスです。



"host"は、名詞としては、


① someone at a party, meal etc who has invited the guests and who provides the food, drink etc 
パーティーや食事などで、ゲストを招待し、食べ物や飲み物などを提供する人


「ホストクラブ」の「ホスト」という意味は英語にはありません。多分英語のhostに「食べ物や飲み物を提供する人」という部分的な意味があるために、日本語でも「ホスト」と言うようになってしまったのだと思います。


使いかた


Our host greeted us at the door.
主催者が玄関で私たちを迎えてくれた



② someone who introduces and talks to the guests on a television or radio programme
テレビ番組やラジオ番組で司会をし、ゲストと話をする人



⓷ country, city, or organization that provides the necessary space, equipment etc for a special event
特別行事に必要なスペース、設備などを提供する国、市、または団体


使いかた


the host city for the next Olympic Games
次のオリンピックの開催国




【ポイント2】「アウティング」の意味をおさえよう。



"outing"には、2つの意味があります。


日本語で時々耳にする「アウティング」は、


when someone publicly says that someone else is homosexual, when that person does not want anyone to know
当人は誰にも知られたくないのに、他人がその人が同性愛者だと公言すること


の意味を広く解釈して、「人に知られたくないことを暴露すること」を指して使っているようです。



今日のフレーズの、"outing"は、次のような意味です。


a short trip that a group of people take for pleasure
団体で行うレジャーとしてのお出かけ


使い方

a family/school etc outing   
家族での外出  学校の遠足
a class outing to the beach  クラスでビーチに行くこと


They had gone on an outing to the pool for Robert’s birthday.
彼らはロバートの誕生日にプールに出かけた



"host"を動詞で使って、会話文を考えてみましょう。
できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「これしたからどうだって言うのよ。」です。
読んでね。

Englishラボのらぼでした。