らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1708. これ、カフェイン入りだわ。

Scenario: 今日ジムに行ったら、スポーツドリンクの販売をしていた。様々なドリンクがあり、スポーツ後の疲労回復に効くものを買いたいと思って成分を見て、販売員にこういった。


「これ、カフェイン入ってるのね。」


(この商品はこちらから購入できますが、輸入になります。)


"This is caffeinated."



【ポイント1】「~入り」、「~なし」という英語表現。



今日のフレーズにある通り、「カフェイン入り」は、" caffeinated"という表現があります。


"cafffeine"の発音は、[kæfíːn] (キャフィーン)で、アメリカ発音では、「フィ」のところに アクセントを置きます。
"caffeinated"になると、"ca""キャ"のところにアクセントが移ります。


"caffeine"だけで、「コーヒー」の代名詞のように使われる場合があります。


I need caffeine.
コーヒー飲んで目を覚まさなきゃ。


Avoid caffeine before bedtime.
寝る前にコーヒー飲んじゃダメよ。




「~入り」、「~なし」に関する表現には次のようなものがあります。



① "ed"を付けて表現する場合。


商品に"sweetened"などと、一語だけで表示しているものの他に、名詞の前に置いて形容詞として使っているもの、「もの +be動詞」の後に置いて表現しているものがあります。


sweetened   ⇒ 砂糖入りの / 加糖の


carbonated ⇒ 炭酸を含んだ  
(「炭酸飲料」は、"carbonated drinks"で、"carbonate"は、「炭酸塩」という名詞です。)


「ペリエ」の画像では、下の画像の左上に"carbonated"の表示があります。

「~入り」ではないですが、製造方法を示した表現もあります。


condensed ⇒ 濃縮された  「コンデンスミルク」は、"condensed milk"です。


corned beef ⇒  「コンビーフ」(塩水とスパイスを使って漬けた保存肉です。)





② 入っている数や、重さのみを表示する場合。


10袋入り ⇒ 10 bags/packs  
198グラム入り ⇒ NET WT. 7OZ(198G) 
"NET"は「純量」(正味)、"WT"は"weight(重さ)"、OZは、「オンス」という重さの単位です。


12枚【個)入り ⇒ 12 pieces


次の画像の左下に"12 pieces"と書いてあります。


⓷ 動詞の"contain"を使って表現する場合。


This drink contains a day’s worth of vitamin C.
この飲料は一日分のビタミンCが含まれています



This drink contains alcohol.
この飲み物にはアルコールが含まれています


These cookies contain nuts.
このクッキーにはナッツが含まれています




④ 「~が入っていない」ことを表す場合。

無糖の ⇒ sugar-free


グルテンを含まない ⇒ gluten-free     
(グルテンの含量により、high/low-gluten と表現します。)


カフェインなしの(デカフェの) ⇒ decaffeinated


ノンアルコールビール ⇒ non-alcoholic beer / alcohol-free beer / no-alcohol beer
(アルコール度が低い場合は、"low-alcohol beer"になります。)




"-less"を単語の後ろに付けて、「~がない」と表現することがありますが、「シュガーレス」は"cordless"や"fearless"ほど、正式な英語として使われていないようです。(ロングマンやケンブリッジに記載がありません。)意味としては分かるので、通じると思いますが、ライティングとして使うのはやめたほうが良さそうです。



⑤ 「含まれている量の多さや少なさ」を表現する場合。


次の表現があります。(ロングマン参照。)


Cream has a high fat content.
クリームは脂肪分が多い


This cheese is relatively low in fat.
このチーズは比較的脂肪が少ない


a low-fat diet
低脂肪食


Citrus fruits are rich in vitamin C.
柑橘類はビタミンCが豊富です。


He should eat protein-rich foods.
彼はタンパク質が豊富な食べ物を食べるべきです。





【ポイント2】「お徳用」は、「お得用」?英語表現をどうする?



食品を買うときに、成分や商品の数などが気になりますね。日本の表示の仕方とアメリカの表示の仕方が違うので、日本語をそのまま英語にした表現ではない場合があります。


よく「お徳用」と書いてある袋がありますが、日本語の「お徳」という表現を、そのまま英語にするのはそう簡単なことではありません。「お得です」と「徳用袋」の「得」と「徳」は日本語の違いさえ難しいです。


こちらに次のように説明されています。


儲けや利益といった意味がある「徳」という漢字を使っている「お徳用」は、買う側がいかにお徳に買えたので、お金をあまり使わずに済む商品に対して使われています。


いつもの値段で倍の内容量が買えれば買う側は「儲けた」という気持ちになり、消費者にとって大変お徳な商品になるわけです。


もう一方の「お得用」は、値段は変えずに袋に入っている量や枚数を増やしているので、大変お得である商品に対して使われています。


袋の大きさだけでは、日本人とアメリカ人では「大きい」と感じる感覚が違うので、日本の「大袋」をそのまま、英語で表示してもアメリカ人には「大きい」と感じないかもしれません。反対に、コストコで売っているポテトチップスを見ると、日本人には「徳用サイズ」に見えるかもしれません。


英語では、"economy size"や、"value size"という表現を見たことはありますが、辞書には説明がありません。意味は通じます。


実際の安さは、店頭で、


buy 1 get 1 half price
buy one get one 1/2 price
buy one get one 50% off


等の表現をしていると思います。


次の画像は、実際のアメリカの薬局で見つけたものです。




「お買い得だった。」という意味で、会話の中で、"It's a good deal!"という言い方をよくしますが、それを商品に表示しているものを見たことはありません。「安いものを買った」という意味よりも、「高いものを安くで手に入れた」といった感覚で会話で使っています。



今日のブログでご紹介した表現を使って、買い物の場面を想定した会話文を作ってみましょう。できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「理解しようとしても無理でしょ。」です。
読んでね。

Englishラボのらぼでした。