らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1711. 受付のバイトの募集を見たんですけど。

Scenario: Scenario: ある会社の前を通りかかると、ドアに受付のアルバイト募集の張り紙があった。丁度バイト探しをしているところだったので、会社の中にはいって、受付の人にこう言った。



「受付のバイトの募集をしてるってことなんですけど・・・。」





It says that you're looking for a part-time receptionist.



【ポイント1】実際しゃべれないものを主語にして、"say"を使う。


"say"は、「言う」ということなので、普通、人が主語になります。しかし、今日のフレーズのように、人以外のものを主語にすることができます。


ロングマンには次のように説明されています。


to give information in the form of written words, numbers, or pictures – used about signs, clocks, letters, messages etc
文字、数字、または絵の形で情報を与えることで、- 標識、時計、文字、メッセージなどで使われる


"say"の主語が人以外でも、できること。


● say の後、" "を置くことができる。


The sign said ‘Back in 10 minutes.’
掲示板には『10分で戻る』と書いてありました



● "say"の後、名詞を置くことができる。


The clock said twenty past three.
その時計は3時20分を指していました。


His expression said it all.
彼の表情がすべてを物語っていた。



● "that-節"を置くことができる。


He received a mail saying that the appointment had been cancelled.
彼は予約をキャンセルしたという手紙を受け取りました。

It says here (that) they have live music.

ここには生演奏があると書いてあります



● 不定詞を置くことができる。


The label says to take one tablet before meals.
ラベルには食前に1錠飲むようにとあります



● who/what/howなどの疑問詞を置くことができる。


The card doesn’t even say who sent the flowers.
カードには誰が花を贈ったのかも書かれていません。





【ポイント2】誰が言ったのか特定しない場合の"say"の使い方。


"say"の主語が一般の人になることがあります。「誰」が言ったことなのかを特定できない、またする必要がない場合の使い方です。


ロングマンには次のように説明されています。


used to talk about something that people think is true
人々が真実だと思っていることについて話すときに使われる


● 一般的に言われていることに対して、they say/people say/ it is said (that)を使う。


They say that she has been all over the world.
彼女は世界中を飛び回っているんだって


It is said that he was a spy during the war.
彼は戦争中スパイだったと言われています。 ⇒"It"は"that以下"の内容を指す仮主語です。


He’s said to be the richest man in the world.
彼は世界一の金持ちだと言われています。 ⇒ 受動態になっています。

As they say – blood’s thicker than water.

言葉通りに、血は水よりも濃いっていうことさ。


How do you say your last name?
あなたの名字はどう発音するんですか?



"say"を「言う」という日本語表現以外になる場合を考えて、会話文を作ってみましょう。
できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「夜はヒマそうだね。」です。
読んでね。

Englishラボのらぼでした。