1717. ワンランク上を目指す英語表現[46]---日本語の副助詞の扱い。
今日の「ワンランク上を目指す英語表現」では、「夜は勉強しろ。」と、「やっと夏も終わりだな。」の英語表現(日本語表現)を考えます。
Scenario: 大学に進学したいのだが、授業料が高いのに驚いている。担任との進路相談の日にちも迫っているので、親に放課後近くのコンビニでバイトをすると言うと、父親にこう言われた。
「夜は勉強しろ。」
"Use your night to study."
【ポイント】日本語の助詞を知ろう。
日本語の助詞は、名詞について他の語との関係を作ったり(格助詞)、主節と従属節の関係を示したり(接続助詞)、様々な語について特別な意味を表したり(副助詞)します。
今日の「夜は勉強しろ。」の「は」は、副助詞です。「とりたて助詞」とも言われます。(東京外国語大学言語モジュールというサイトを参照しています。⇒こちら)
「夜は勉強しろ。」は、"Study at night."という意味ではありません。この英語表現だと、「昼間勉強するのではなく、夜に勉強しろ。」という意味で伝わります。
特に日本語の助詞は、覚えて英語に置き替えるということが困難なので、文脈の中での意味を伝えることを念頭に置いて表現しましょう。その際には日本語にない単語も使わなければならないことがあると思います。
今日のフレーズの「夜は勉強しろ。」を"Uise your night to study."「あなたの夜を勉強のために使いなさい。」というと言いたいことが伝わります。
「夏も終わりね。」の「も」にも注意です。"The end of summer is coming, too."ではありません。"Summer is over."です。
この「も」も副助詞(とりたて助詞)でしょう。夏を強調するなら、"finally"などの副詞を付けるといいと思います。「やっと」感がでます。
雨が降った後、心地よい風を感じてひとこと、こう言いましょう。
"Now summer is finally over."
「も」の感じが伝わると思います。
明日は、「ご依頼の件、検討いたします。」です。
読んでね。
Englishラボのらぼでした。
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