らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1795. キレちゃってさ。

Scenario: 年末年始は海外で過ごそうということになり、妻と子供たちは大喜び。ところが、その日に大切な仕事が入って行けなくなった。次の日、同僚が心配して妻の様子を聞いたので、こう言った。



「ブチ切れ。」




"She snapped."



【ポイント】"snap"は、音で表現すると分かりやすい。


「スナップ」はスナップえんどうの「パキッ」と割れる音、指を「パッチン」と慣らす音、スナップボタンを「パチン」とはめる音のイメージです。


「スナップ写真」は、「パチパチとった写真」のことです。


今日の表現は、「切れた」にしましたが、「ブチ切れ」や、「感情の糸がプチッと切れた」、「プッツン」なども考えられます。



音を中心にした表現で4通り考えてみました。(ロングマン、ケンブリッジなどを参照しています。)


① ポキッ、パキッ、バキッ、ブチッ


A twig snapped under my feet.
足元で小枝がポキッと折れました。


The wind snapped branches and power lines.
風で枝が折れ電線が切れました。


I snapped the ends off the beans and dropped them into a bowl.
私は豆の端をプチッと折ってボウルに落としました。


The teacher snapped the chalk in two and gave me a piece.
先生はチョークをパキッと二つに折って私にくれました。



② パチン、パタン

The pieces just snap together like this.

ピースはこうやってパチンとはめるんです。


He snapped up his jacket.
ジャケットのボタンををパチンパチンと留めました。


She snapped her briefcase shut.
彼女はブリーフケースをパチンと閉めました


She snapped her book shut and got up to leave.
彼女は本をパタンと閉じて立ち上がり、去っていきました。



⓷ イラッ、カチン、カッ、プッツン


‘What do you want?’ Mike snapped.
「何か用?」とマイクはイラっとして聞きました。


He snapped at Walter for no reason.
訳もなく彼はウォルターにカッと当たり散らしました。


There's no need to snap at me - it's not my fault that you lost your wallet.
私にカッカすることないでしょ。あなたが財布をなくしたのは私のせいじゃないわ。


The stress began to get to her, and she just snapped.
ストレスがたまってきたのね、彼女はブチ切れしたのよ。


Something inside him snapped, and he hit her.
彼の中の何かがプツンと切れて、彼女を殴ったんです。




"snap"を使って会話文を作ってみましょう。
できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「そんなこと考えもしなかったです。」です。主語は、"the thought"にしました。
読んでね。

Englishラボのらぼでした。