1800. うまく取り繕ってるな。
Scenario: 派閥解消と言われていた政界だが、いつのまにかまた派閥ができていた。普段、会長や幹事長は偉そうな顔をしているが、今は裏金問題への対応で大変だ。国会での答弁をする幹事長に対して、夫がイライラしながらこう言っていた。
「うまく取り繕ってるな。」
"He's putting up a facade."
【ポイント】「ファサード」とは?
建築用語として使われる「ファサード」は、「玄関」とは違って、建物の「正面」を表す言葉です。
[fəsɑ́d](ファサード)というように後ろにアクセントがあります。
定義は次のようなものです。(ロングマンより)
the front of a building, especially a large and important one
建物、特に大きくて重要な建物の正面
使い方
the facade of the cathedral
大聖堂の正面(ファサード)
an impressive building with a red brick facade
赤レンガのファサードが印象的な建物
今日のフレーズでは、"facade"を比ゆ的に使っています。
比ゆ的な用法としては、次のような意味になります。(ロングマンより)
a way of behaving that hides your real feelings
本当の感情を隠した振舞い方
日本語表現では、
かっこつけ
見かけ
見せかけ
取り繕っている
といった表現ができます。
He's putting up a facade.
を、「彼、強がってるのね。」という表現にする状況もあるでしょう。
使い方 (通常単数で使います。)
Behind her cheerful facade, she’s a really lonely person.
明るく見せてるけれど、彼女は本当に孤独なんです。
She managed to maintain a facade of bravery.
彼女はなんとか勇気のあるふりを装っていました。
It seems, the good cheer was a facade for the benefit of the other.
明るいのは相手のためを思っての見せかけだったようです。
She determined to present a flawless facade.
彼女は完璧な見た目を繕おうと思っていました。
The need to maintain the facade of politesse is often paramount.
礼儀正しさを保つことは、しばしば最重要課題です。
Behind the charming facade there was nothing.
魅力的な見かけの裏には何もありませんでした。
"facade"を使った短文を作ってみましょう。
できたらコメント欄で送ってね。
明日は、「彼女を送って来たんだ。」です。
読んでね。
Englishラボのらぼでした。
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