らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

204. 私の両親はお見合いでした。

Scenario : 結婚したいが、なかなか出会いに恵まれないと言っている友人がいる。出会いについて色々話をしていて、両親の出会いを聞かれたので、こう言った。


「ボクの両親はお見合いだよ。」



”My parents met on a fix-up."


【ポイント1】表現は時代と共に変わっていく。


一昔前は、「お見合い」という表現は、英語で"arranged marriages"と書いてありました。しかも、日本独特の風習で西洋にはないのだ、と。今日の画像の上のようなお見合いの形です。 今は、日本、英語圏にかかわらず色々な出会いのパターンがあります。しかもとてもカジュアルなものが多いです。


”fix somebody up"という表現自体、ロングマンに次のように定義されています。


to find a suitable romantic partner for someone
恋愛対象の相手を見つけてあげること


(例)I asked my best friend to fix me up with someone.
親友にだれかいい人紹介してと頼んだ。


ロングマンの定義で、"romantic partner"であって、”marriage partner"となっていないところを考えると、欧米では、男女の出会いは始めから「結婚相手」を見つけることではなくて、まずは「ロマンチックな関係」から始めるのだということが覗えます。


日本では「お見合い」という響きは、あくまで「結婚」を前提としているニュアンスがありますが、英語の世界で大切なのは、「ロマンチックな関係になりうるか」ということのようです。


Englishラボのらぼでした。