らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

205. 紹介したい人がいるの。

Scenario : 娘が就職して一人暮らしを始めて2年。普段はめったに帰ってこない娘だが、今週末帰ると電話してきた。そして、こう言った。


「紹介したい人がいるの。」



"I need you to meet someone."


【ポイント】「人」を英訳するとき、"a person"より"somone"を使ったほうがいい場合がある。


ロングマンでは、
"someone"は、
used to mean a person, when you do not know or do not say who the person is
人の意味で用いられる。その人を知らない、またはその人が誰なのか言えない場合に用いる。


「その人を知らない」ということから、日本語で「誰か」と訳すことが多いですが、今日のような場合、「誰かに会って欲しい」と言ったり、「知らない人に会って欲しい」と言うと、意味しているものが分からなくなります。


"person"は、
a human being, especially considered as someone with their own particular character
一人の人間のこと。特に特定の性質を備えている人。


He is a very nice person. 彼、すごくいい人なの。
は、He is a very nice someone.  とは言いません。


I'm seeing someone.    好きな人がいるんだ。
は、I'm seeing a person.   とは言いません。


"person"は、まず「人間」をイメージする。
"somoene"は、「話している相手が知らない人」のこと。


という感覚でとらえましょう。"someone"と"somebody"は"somebody"のほうがくだけた言い方のようですが、ほとんど同じと考えていいと思います。


ロングマン辞書では、目的語に「人」が来る場合は"somebody"を、そして「もの」が来る場合は"something"を置いて示しています。略語はそれぞれ、"sb"と"sth"です。




Englishラボのらぼでした。