1819. 忙しい一日になるわ。
Scenario: 最近は、お節料理を注文する人が増えたようだが、母は、毎年お晦日は一日中お節料理づくりをしている。今日は朝一番にこう言った。
「忙しい一日になるわ。」
"I have a busy day ahead of me."
【ポイント】"busy"と時制。
1. 進行形はない。
"busy"は形容詞ですから、"I'm busying."という進行形はありません。「今、忙しくしている。」のは、今の状態を現在形で表せばいいです。
"I'm busy now."
2. 完了形はある。
"I've been busy."
というと、「ずっと忙しい。」といった感じで、過去から現在に至るまで忙しい状態が続いている感じが表れます。
3. 未来形はある。
"I'll be busy."
はありますが、「予測」して、言っている感じです。
来月から仕事量が増えそうなとき、部下に次のように言えます。
「来月は忙しくなるぞ。」⇒ "You will be busy next month."
4. be going toが使える。
I'm gonna be (=going to be) busy.
"be going to"には、
to be certain or expected to happen in the future
未来に確実に起こる、あるいは起こるとされている
という使い方があるので、(ケンブリッジによる)
"I am going to be busy. "というと、「(今の状態では)このままいくと、この先忙しくなりそう」といった感じになります。
今日のフレーズでは、毎年恒例のことなので「慣習」として現在形を使っています。
「~で忙しい」という場合は、
"be busy with ~"のように"with"を使います。動詞が来る場合は"~ing"にします。
I’m very busy with housework.
家事がいそがしい。
He is busy with a customer.
彼はお客さんで忙しい。
She’s busy studying for her exams.
彼女は試験勉強で忙しい。
【ポイント2】"I'm busy."と、"I have a busy day."の違い。
"busy"は、人を主語にして、"I am busy."と言うと、その場合の"busy"は、次のようなニュアンスになります。(ロングマンより)
if you are busy, you are working hard and have a lot of things to do
(人が)一生懸命働いていて、たくさんしなければならないことがある
一方、"have a busy ~"という言い方は、次のようなニュアンンスになります。(ロングマンより)
a busy period of time is full of work or other activities
a busy ~(時間)という表現では、仕事やその他の活動でその時間が埋め尽くされている
使い方は、
"I've had a busy day/week."
のようになります。
"I'm busy."を使うと、忙しいことを不満に思っているかもしれない感情が、"hae a busy day"とすることで、「忙しいことは良いこと」もあるといったニュアンスが出ます。
December is the busiest time of year for shops.
12月はお店が一番忙しい時期だ。
He took time out of his busy schedule to visit us.
お忙しい中、わざわざおいでいただきました。
【ポイント3】先を表す"ahead"を使う。
"ahead of ~"は、空間的な意味で「~の先に」ですが、時間的なことをいう場合にも使います。
しかし、未来形と一緒に使わなくてもいい、というところが違います。
使い方 (ロングマンより)
You have a long trip ahead of you.
これから先、長旅が待っています。
Problems may lie ahead.
これから問題が待ち受けているかもしれません。
We do not foresee any major changes in the years ahead.
この先、大きな変化はないと思われます。
"Try"はお休みです。
今年1年、「Englishラボのらぼ」をお読みくださって有難うございました。読んでくださっている方々の支えで続けて来られました。
来年も、少しでもお役に立てるよう、楽しいフレーズやそれにまつわる語法などについて書いていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
Englishラボのらぼでした。
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