らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1924. 実は隠してたことがあるんだ。

Scenario: 最初は遊び半分で付き合っていた彼女だが、最近真剣に結婚を考えている。最初は自分のことを有名大学卒業でIT関係の外資系の会社に勤めていると言ってしまったのだが、実は大学を中退してアルバイト生活を送っている。


「実は隠してたことがあるんだ。」




"I wasn't completely honest with you."



【ポイント1】"honest"の意味と使い方


ロングマンによる英語の"honest"(形容詞)は、次の2つの定義があります。


① someone who is honest always tells the truth and does not cheat or steal 
常に真実を話し、ごまかしたり盗んだりしない人のこと


⓶ not hiding the truth or the facts about something
あることについて真実や事実を隠さないこと


使い方


He was a hard-working honest man.
彼は勤勉で誠実な男だった。


I'd like you to give me an honest answer/your honest opinion.
正直に答えてほしい。/ 正直な意見を聞かせてほしい。


He had an honest face.
彼、信用できそうな顔してたよ。


Let’s be honest.
本音でいこう。


She was always very honest about her feelings.
彼女はいつも自分の気持ちを素直に表していた。(このニュアンスでは"frank"に近いです。)


To be honest (with you), I didn’t like the movie.
正直に言うと、私はこの映画が好きではなかった。
(君に正直であるために言うと)


😀"To be honest, ......."は、イディオムとしてよく使われる言い方です。



【ポイント2】"not completely"は、"almost"のこと


よく部分否定として出てくる、"not completely"ですが、ケンブリッジでは、"almost"と同義だとしています。(こちら


また、ロングマンで、"almost"の定義を見ると、次のように記載されています。


nearly, but not completely or not quite
"nearly"であるが、"not completely"や"not quite"であること


日本語では、"nearly"や"almost"を「ほぼ」という日本語表現を使いますが、そのニュアンスは「100%に近い」といった感じがします。しかし、"not completely"や"not quite"は、「100%には届かない」といった感じがします。


「ほぼ満点だった。」と、「満点には届いていない」では、「ほぼ」という表現を使えば、「満点と言ってもいいだろう」といったニュアンスを感じ、「満点には届いていない」という表現を使えば、「残念だった」といった感じがします。


日本語表現にするときには、その場面にそった表現にしましょう。


We’re almost there.    
あともう少しだ。


That was almost a home run.
あともうちょっとでホームランだったね。


I almost forgot.
もう少しで忘れるところでした。



"honest"を使った会話文を考えてみましょう。
できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「色々失敗してきたけど、私の子育ては間違ってなかったわ。」です。
読んでね。

Englishラボのらぼでした。